もともとの大祓は暑い夏による
「気枯れ」「気離れ」
を祓うものですが、
新暦でずれても6月の日本は「湿邪」に侵されます。
湿邪は粘滞性や重濁性などイメージ通りの性質をもち、
脾胃を侵すといわれています。
重苦しさをもたらす湿邪はやはり気を枯れさせる性質を持ち、暦がずれてるとはいえ大祓で一度きちっとリセットするこのタイミングは案外理に叶っていると思います。
時期によって背中の張り方がくるりと変わるのがとてもおもしろくて、
4〜5月頃はみなさん普段とちがい急に右の背中がかたくなる。
(これは春=肝と関わっている)
と思っていたら6月に入り湿気が増えたとたんに
左の背中が張り出し、「胃の不調」などを訴える。
もともとも胃が弱い方は消化にエネルギーを消耗する肉を控えめにしたほうが湿邪は乗り切りやすいですよ◯

聴覚障害の方のフットオイルマッサージを初めてやりました。
お店にいらっしゃるのすらレア。
冒頭、必要な事項だけ紙に書いて
あとは筆談すればなんとかなるかな
と思いきや…
オイル中は両手が塞がっていて
筆談ができないことに始まってから気付く(アホか)
結局先方の手振りとお互いのアイコンタクトでの
意思疎通。
「💪、☝」「😉👌」みたいな感じで。
ただお客様のリラクゼーションタイムに
そんな確認をしょっ中やるわけにもいかず
身体の反応に全神経を集中させて
加減を調整していった。
こういうケースって必要な項目はすべて
カードにでも書いておかないと
なかなか難儀だなと初めて理解。
先日サービス介助士を学びましたが
実践しないとわからないことばかりだと
改めて実感。
最寄りのスーパーも「サービス介助士在籍」とアナウンスしてますが、多忙な中なかなか対応できてない現状を感じる。
店舗に前例のないケースはいざなってみないと
わからないことばかりなので、
臆せず来て頂けるとこちらも勉強になるなー
と思ったり。
最後に筆談で「気持ち良かったです」
とわざわざ書いて頂けたのは
普段の口頭でのやりとりとちがい
別格でした。
有難う御座いました◎

日曜はちょっと重たい本をどうしても読み切りたいがために足を伸ばした。
湿度は苦手だけど
この日のような山中の霧はちがう。
龍のお山の霧。
水龍の祓いの中を進む。
水に包まれながら登っていると
体内と体外の循環がスムーズになるのか
あまり水を飲まなくても
力が湧いてきて
集中力も途切れない。
水を通して何かを取り込んでるのがわかる。
霞を食うとは
この延長線上なんだろうな。
以前、金峰山でもこんな感覚があった。
結局何も食べずに麓まで駆け下りる。
ドロドロの道でも足運びはスムーズ。
ひさびさに天狗がやってきた感じ。
下山したら空も晴れ晴れ。
今月は大祓月間なだけに
梅雨の中、佳き半日だった。
科戸の風の天の八重雲を
吹き放つ事の如く
朝の御霧 夕の御霧を
朝風夕風の吹き拂ふ事の如く…
此く佐須良ひ失ひてば
罪と云う罪は在らじと
祓へ給ひ清め給ふ事を
天津神国津神八百萬神等共に
聞こし食せと白す
今日はありがとう大山◎

筑波山は中世期に修験道が盛んになったようですが、神仏分離以降で修験はなくなってしまった山です。(というより奈良時代にはすでに行楽地だったらしく、行者が厳しい修行をする格式の高い霊山とはちょっと雰囲気が異なる印象を受けてます)
とはいえ女体山側には沢山の磐座のような岩が沢山鎮座し、修験行者が修行したのも頷くような風景が至る所にありました。

つつじヶ丘駅から出発。 続きを読む 筑波山で感じた修験の足跡 →
山岳信仰の里の行者&鍼灸師です。科学と信仰の統合を。