【童子×マブダチ×エネルギー】
だいぶ日が経ってしまったけど、2月の伊勢帰還後にクラスメイトの新規サロンのお祓い。
このご時世、心身の悩みを抱える人たちが集まれる場所にしたいという想いに共感してお祓いさせていただきました。
同席された方のお子さんが初対面ながらマブダチかのようにずいぶん馴れ馴れしくベタベタくっついてきた。
よくあることだけど
この日は妙に馴れ馴れしかった。
座敷童子のようでもあるし、
眷属の童子だったのかもしれない。
「なにしに来たのー?」
「オハライにきたの」
「塩舐めていいー?」
「どうぞー」
「これなーに?」
「これはシャクジョウだよ」
「あたしも鳴らしていい?」
「はいどうぞ」
(三方を見て)
「あたしこれ知ってるー」
「三方しってるの?すごいね」
「マシュマロ乗ってた」
「マシュマロ?それお餅でしょ?」
と終始ずっと童子様と
やりとりが続きました。
小さい子供は神様に呼応するので
ある種の神様バロメーターとして
いつも観察している。
祓い式の最中に急に
トイレのなかをバシャバシャ
スマホで撮り出したらしい。
トイレの神様でも降りてきたのか、
なんか篭ってた邪気が出ていったのか。
何が写ってるのか気になるところです、笑
祓い給へ清め給へ。
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大寒⑥〜冷やしても治るという盲点
「温めて身体を治す」
「温めて免疫力アップ」
というのは最近はだいぶ周知されていますが、
実は「冷やしても治る」というのは
盲点かもしれません。
慢性的な冷えは循環を滞らせるので
健康的には良くないですが、
一時的な冷えは逆に循環を起こします。
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水をかぶったり
水風呂に浸かっていると
皮膚が赤くなる。
皮膚が赤くなる、
ということは血管が拡張して
血液が集まっていることを意味する。
これはおそらく軸索反射による
「フレア現象」と呼ばれるもので、
感覚の受容器から伝わった刺激が
すぐ近くの血管に作用して
痛みの物質を分泌し、
そこに血液が一時的に集まり赤くなる。
鍼や灸を施すとその周辺だけフレアが出ることがあるのですが、冷やしても同じことが実は起こります。
血液が集まるということは
つまり白血球も集まっているので
単純に考えればその部分は治癒力が増すことになる。
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「温めて身体を治す」
「温めて免疫力アップ」
というのはだいぶ世の中に浸透してます。
たしかに温めれば循環も良くなるし
免疫力もあがる。
しかし陰陽論での対照力、
反対の性質の力を利用して
反動をつける、
より爆発力を高める効果があることを考えれば
時には「冷やす」ことが必要な気もします。
実際にサウナは水風呂と交互に入ることを推奨されますが、これは陰陽の循環を促す意味合いもある。
温める=緩める=副交感神経を活性化
冷やす=緊張させる=交感神経を活性化
サウナはこの交互を繰り返し
交互に揺り動かしてあげることで
乱れた自律神経を調節することができる。
いくら温めても冷え性が治らない方は
時々思い切って水をかぶったほうが
身体は温まりやすくなるかもしれません。
大事なのはただ温めることではなく、
陰陽をおりまぜて対流を起こして
循環させること。
陽だけではよい循環は起こらない。
その対照の力を持ってして
初めて陰陽は循環を始める。
荒療治にはなりますが笑
モノの本をよく見てみると
「寒冷療法」というのも実際にある。
今の日本人は基本的に冷えがひどいので
温めることがフィーチャーされますが、
一時的な冷えならばむしろ
その対照力は循環をうながして温めるサポート役になる。
頭寒足熱、
足から温めて
頭から冷やす
陽は下から上へ
陰は上から下へ
陰陽の理屈は対照力もふまえて考えたほうが
上手に活かせる。
つまり選択肢はどちらかではなく
両方になる。
大寒⑤〜水の還元力
水と浄化作用で一番大事なことを忘れていた。
良い水には「還元力」がある。
酸化しにくくなる。
鉄を入れっぱにしても錆びない。
そんな効果がある。
地球に酸素はなくてはならないものだが、
その酸素は酸化作用を持つ。
酸化とは腐敗すること・朽ちていくこと
つまり穢れに相当する。
健康産業の言い方をすれば酸化とは
身体に活性酸素が増えることだ。
老化現象をもたらす。
生命は酸素なしでは生きられない。
しかしそれは同時に酸化をもたらす。
それを中和してバランスを戻してくれるのが
水の還元力だ。
ご神水などはその筆頭でいつまでも腐らない。
石を入れればピカピカになる。
とても力があり貴重なものだから
昔から大切に崇められてきた。
ミネラルウォーターも
還元力の高い水は人気だ。
人体の60%が水である以上、
還元力のある水を使うことは
かなり意味のあることだと思う。
穢れと病気
祓いと健康
これらの関係性と関わってくるもののひとつが
水の還元力だろう。
水は身体の穢れ=病気を祓い清め
心身を健康に戻す還元作用がある。
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数年前、
ネパールのNPOで活動している方から
面白い話を聞いた。
首都カトマンズとは違って
ヒマラヤの麓に近い地域では
綺麗な山の水が豊富なため、
水だけで洗濯しても汚れがよく落ちるらしい。
ヒマラヤの水は還元力が高いとのこと。
最近だと巷で「◯◯マグちゃん」など
Mgの還元力を用いて洗剤なしで
洗濯できるグッズもある。
数年ほど使ってるけど水に還元力があれば
洗剤なしである程度汚れが落ちるのは
まちがいない。
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山の水はミネラルたっぷりなので
還元力が強い。
山沿いの温泉や山小屋にいったら
ぜひ風呂場で水を浴びて欲しい。
山水を使っている場合が多いので
その山の水を肌で味わったほうが
身体も喜ぶ。
土地によって水の感触はちがう。
山のきれいな水を沢山浴びれば
お肌がピチピチになるのは
水の還元力を考えれば
間違いないのです。
大寒④〜「対照力」なぜ大寒は寒いのか
大寒から1週間の寒行というのは1年でたぶん最もきつい。
「今年は暖冬」と言われて実際に気温が高めでも
やはり大寒あたりは必ず冷え込むものである。
絶対的には例年より暖かいかもしれないが、
相対的にみれば毎年それなりに気温が下がる。
だから体感的にもなかなか寒い。
最も日照時間が少ないのは冬至だ。
冬至は確かに暗くて寒いが
それに比べて大寒のほうが寒いのは
一体なぜなのか?
そうなるのは陰の中に陽が起こってくるから。
陰が極まった状態では対照として働く陽の力が
ほとんど働いていないので動きが少ない。
陰そのもののパワーというのは
逆に感じづらい状態だ。
ここに陽の力が加わってくると
その力が陰の勢いも加速させる。
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放射冷却による路面凍結は
まさに陰中の陽が働いて起こる典型例だと思う。
昼間たくさん太陽によって熱せられたからこそ
その陽の力が夜に上へ立ち昇ることで
地表からの温度を急速に奪い
夜は極端に冷え込んでくる。
この現象は陰が極まった状態では起こらず、
陰の中に陽が芽吹いてこなければ
起こらない現象になる。
急速に冷却されて成長する霜柱も
陰中の陽を表している。
陽があるからこそ氷が上へ成長する。
陰が極まっていたら、
変化のない凍土のままだろう。
つまり大寒が寒いのは
春に向けて温かくなり始めているからであり
その対照力があるからこそ
より寒くなると言える。
対照力は食べ物で考えるとわかりやすい。
スイカに塩をつけるのも対照力。
お汁粉に塩昆布を添えるのも対照力。
カレーがあるからライスがより美味しいのも対照力。
これらの味わい方は全て「大寒」と同じ
道理といえる。
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対照力という観点で寒行を考えてみる。
5分も冷水に浸かって身体が冷えてくれば
いやでも自身の体内の温かさも感じるし、
生命そのものも感じる瞬間がある。
「オレやっぱり生きてんだな」と。
冷やすからこそ温かさを感じることができる。
滝の中にずっと身を置けば
そこに感じるのは自分の生命そのものでもある。
季節的にみても「陽の種」が育ち始める時期だ。
これから芽吹いてくる陽に対して
より勢いづけるために
陽の種にせっせと水冷たい水をかけ、
陽の成長を加速させる。
陰陽的にみれば寒行にはそんな意味も
あるように思う。
これらを総じて考えると
「美味い」が「対照力」ならば
美味さを追求して楽しむ「グルメ」も
「大寒」であると言える。
ということは…
「寒行」も、
「グルメ」なのかもしれない…
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苦しみ抜いた先に
一筋の光は見える。
苦しみが多いから
楽しみは際立つ。
対照力の働きを考慮して相対的に
物事を見れるようになれば
視点も変わってくる。
「苦しい辛い」
そんな愚痴しか出てこない自分自身を
対照力という物差しで測ってみると
いろいろ疑問がみえてくる。
果たしてこれは本当に苦しいのか?
何が原因なのか?
その苦しいという感覚は
何と比べてそう感じるのか?
その苦と対照となるものを得られた時に
本当に幸せになれるのか?
そこに真実がある。
「苦しい、辛い」と考えてばかりなのは
実は楽なことばかりに囲まれてるから、
苦しさが目立つだけなのかもしれない。
幸せ幸せと願ってはいるが、
その幸せは何と比べての「幸せ」なのか?
本当にそれが望むものなのか?
対照力を物差しにして自らを省みて
そんなふとした疑問も持てなければ
そのうちチコちゃんに叱られても
仕方ないのである、笑
山岳信仰の里の行者&鍼灸師です。科学と信仰の統合を。