三種太祓


◆三種太祓
三種太祓(1)
吐菩加美依身多女(とほかみゑみため)
寒言神尊利根陀見(かんごんしんそんりけんだけん)
波羅伊玉意喜餘目出玉(はらいたまいきよめてたまふ)
三種太祓(2)
吐菩加美依身多女
祓ひ給ひ清め給ふ
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正式な解釈というのは世に出てる注釈書を見ればたくさん出ていますが、ちょっと自分なりに考えてみる。
吐菩加美依身多女(とほかみゑみため)は「遠神笑み給へ」とも読まれ、遠つ神、つまり遠いご先祖の霊神よ私に微笑んでください(加護してください)という詞。ご先祖とつながるための言霊。先祖ということはこの一文は過去を表しており、時間軸(縦軸)を表しているともとれる。
寒言神尊利根陀見(かんごんしんそんりけんだけん)は
宇宙を表す八卦「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」を北を指す「坎」から順に北➡︎北東➡︎東➡︎南東➡︎南➡︎南西➡︎西➡︎北西と方位順に並べかえている。
方位なのでこれは横軸を表している。また、私たち自身が生きる世界=宇宙でもあるので現在を表しているともとれる。進む時間軸に対して現在にいる自分の位置(ポジション、座標)を表している。
波羅伊玉意喜餘目出玉(はらいたまいきよめてたまふ)はこれからのことを祈願するので未来を表しているともとれる。

山岳信仰の里の行者&鍼灸師です。科学と信仰の統合を。