◆六根清浄太祓
掛まくも畏き皇大神の宣賜く
人は則ち天下の神物なり
静め鎮まる心は神明の本主なり
吾が神魂を傷ましむることなかれ
是故に目に諸の不浄を見て心に諸の不浄を見ず
耳に諸の不浄を聞いて心に諸の不浄を聞かず
鼻に諸の不浄を嗅いで心に諸の不浄を嗅がず
口に諸の不浄を言ふて心に諸の不浄を言はす
身に諸の不浄を觸れて心に諸の不浄を觸れず
意に諸の不浄を思ひて心に諸の不浄を思はず
この時に清く潔よき詞あり
諸の法は影と象の如し
清く潔よければ假りにも穢るることなし
説を取らば得べからず
皆花よりぞ木の實とは成る我身は則ち六根清浄なり
六根清浄なるが故に五臓の神君安寧なり
五臓の神君安寧なるが故に天地の神と同根なり
天地の神と同根なるが故に萬物の霊と同體なり
萬物の霊と同體なるが故に為す所の願として
成就せずと言ふことなし
謹み敬いて白す