「龍鍼堂」カテゴリーアーカイブ

【氣の固摂作用】

中医学では氣の概念(現代でいうところのエネルギー)を用いるが、

氣の作用の一つに「固摂作用」というものがある。

これは氣の働きがものなどを
とどまらせることを意味しており、
例えば胃下垂など内臓が下がったり
ズレたりするような状態も

氣の低下とみなす。

物体の固定という観点でいうと、
分子結合などもそうでしょう。

分子にも結合エネルギーがあるからこそ
物体として私たちが触って認識できる
存在となっている。

氣(≒エネルギー)の固摂作用が
ナニかをとどまらせることは
なんとなくイメージできます。

======

物体だけでなく
精神的なものにも
固摂作用は働きます。

“思い止まらせる”などの
「思い」や「思考」も
氣の固摂作用によると考えられる。

思いの固定でひとつ思い出すのは「執着」です。

執着も莫大なエネルギーが蓄積されている。
これを振り解くには時には
莫大なエネルギーを要しますが、

執着から解放されると
一気にエネルギーが高まるのは
そのとどまった執着に
いかに莫大なエネルギーが蓄積されているか、
ということですね。

======

執着とは逆のパターンで
フワフワとフロー(浮遊)させとくにも
氣の固摂作用が必要になると
わたしは考えます。

フローしてるほうが不安定なので
とどめておくにはよりエネルギーが必要であり、

エネルギー不足だとこの
フローさせとくことが難しくなるの。

なのでなるべく早く「ポイ」したくなります。

明らかにBではなくAだと判断できる
内容ならよいですが、

もしグレーゾーンに対面した時 
十分に吟味することができない。

Aの見方ができる。
が、Bの可能性もあるな。

一旦保留させておくことができず
善悪で判断しがちな時というのは、

氣≒エネルギーの低下を
示唆しています。

氣が不足しているとすぐ
善悪二元論に走りたくなる。

======

この善悪二元論の落とし穴は
健康の話でも現実的に
問題を起こしている。

わかりやすい例を挙げれば、

腸内細菌の悪玉菌、
悪玉コレステロール、

などでしょう。

これらも実際には悪でもなんでもなく
むしろ必要なものです。

よく調べれば必要不可欠なものであることは
すぐわかります。

ですがいまの日本人の認識はそうではない。

悪だからなるべく避けよう、
そういう安易な考えで
避けようとしたり下げようとしたりで、
逆に病気になっている。

結局こういう悪のレッテルも
企業のコマーシャルで作られたイメージです。

こういったものにすぐ流されてしまうこと自体が
氣不足による善悪二元論病と言えるでしょう。

自然界では全てに意味があり
善悪などなく全てバランスです⚖️

【ワラーチ×アーシング×エネルギー医学】

アーシング素材でワラーチが作れるという
噂を聞きつけて、
谷中にある呉服屋山ざきさんへ
早速伺い作って頂きました👣

中学時代のサッカーでの怪我による膝痛や
数年前に発症したヘルニアからの坐骨神経痛など
ウィークポイントを抱えていましたが、

山修行で地下足袋を履くようになってから
足腰が徐々に良くなることを感じ始め、

そこからベアフットランの理論も
学びつつ実践していくと

地下足袋での山行や昔の人の草履や下駄は
とても理に適っていることを実感してきた
この数年。

近代西洋化で靴文化が定着した流れの中で
親指に力を入れる歩き方ができなくなった
現代人は膝や股関節や腰を痛めており、
そこへの外科手術や湿布などを扱う業界にとってはドル箱市場です。
(あと外反母趾なんかも。ストレートネックも間接的に影響してきます)

これらの痛みは鼻緒をしっかりつかんで
親指重心の歩き方にすることで
歩き方や姿勢が変わっていき
顕著な改善が期待できます。

その点においてワラーチや足袋系シューズは
歩行改善にもおすすめのアイテムです。

そして今年は免疫対策も兼ねて、
エネルギー医学的な観点から
アーシングを実践&推奨。

「アーシングして下さい」
と最近私の周りに口酸っぱく言うのは
科学的に意味があるから。

アーシングを応用した鍼治療で
難病が治っている症例が実際に多数あります。

(代々木上原の貴峰堂の貴田先生がその治療法のパイオニア)

将来的な電力供給のためにばんばん打ち上げられてる衛星によってこれからもっと酷くなると考えられる電磁波汚染の対策ももちろんですが、

ガンをはじめとした現代慢性病の代謝異常は
渋滞した電子をいかに解消するかがポイントのひとつ。

この電子にアプローチできるのが
アーシングです。

またヘルニア等の神経痛を始め、
何かしらの身体の痛みというのは
身体の電気的な流れを整えることでも
ある程度の改善が見込めます。
(痛みの発生もエネルギー=氣の不通で起こる)

なのでアーシングできる地下足袋やワラーチが
あると膝痛や腰痛の治療としても最高なんだけどなぁ…

と最近考えるようになっていた所に
今回のアーシングワラーチの存在を知り
感謝感激。

親指重心の本来の足腰の使い方を身につけながら

自然界の電気エネルギーの流れの中に身を置ける

まさに究極の健康アイテムと言っても
過言ではありません。

例えば夏に海や山や川へ行くときも
普通の絶縁体で作られたビーサンよりも
アーシングワラーチのように
アーシングできる履物で歩けば

自然の氣をとり込む効果も高まります。

これからの乾燥する時期は
体質や環境によって帯電もしやすく
身体の極性も乱れやすい。

晴れてる時は日向ぼっこしながら
アーシングをしたほうが
冷え性改善にも逆につながります。

(電磁波干渉は細胞のエネルギー代謝を妨げるので冷えも生みます。他、極性を整えることで改善が期待できる症状は月経通や不定愁訴、線維筋痛症、花粉症などアレルギー症状、鬱症状、こむら返り、など多岐に渡って考えられる)

アーシングワラーチは
治療をする人間としても一推しです👣

※ちなみにアーシングワラーチは2種類あり、ビブラムソールに銅チップを取り付けた薄手タイプが4500円、伝導素材ソールで作った厚手タイプが6500円とのことでした。その場で足に合わせて作って頂け、合わなければ調整もして頂けるので安心です。ワークショップも開催されてるそうです◎

【統一×自己内省×治癒】

【統一×自己内省×治癒】

「誰かが書いてたけど、
こんなにも身体と向き合ってくれる人は初めて」

と一昨日もそんなお言葉を頂きました。

有難い限りです。

後期高齢者なら間隔の短い短時間の治療が
ベターだと思いますが、

それなりに体力があるならば
時間をかけて身体をオーバーホールすることを
いつもお勧めしています。

結局全部がつながって来ないと
腑に落ちないし
効果も出にくい。

長年かけて培われてきた歪みを解消し、
色んな要素が一つにまとまるには
時間がかかります。

いつも思うけど、
治療より問答が
メインなのでしょうね。

身体との問答。

最終的に治すのは自分自身なので。

これは依存体質の現代医学に
最も欠落している観点なわけですが。

NWO、陰謀論、
権力者の世界統一という妄想に
甘い夢を見るよりも

まず自分の統一をしましょう。

ワンフォーオールではなく
オールフォーワンです。

この言葉は非常にトリッキーで
主語を自分にするか、

権力者やその世界にするかで
意味合いがガラリと変わってきます。

みんなのためのひとりであるためには
やはり自分をしっかり確立する必要があり、
世界のことなどは知ったことではないのです。

動物たちは世界のことなど知ったこっちゃありません。

ただ全うするために生きています。

この観点でみたとき
メディアというものが
いかに洗脳システムであるかが
伺えます。

自分自身に一度世界をしっかり集約しなければ、
世界への還元などありえません。

ただ自己を見失って
呑まれて消滅するのがオチです。

己がまとまれば自然と周りも世界も
まとまるはずです。

己がまとまらないから
周りの世界もまとまりません。

一部の自己顕示欲の強い人間が
無理にまとめようとするから
世界はこじれる。

奴隷の我々は自然界の動物を見習いましょう。
そのうえで知性を持ち合わせることで、

禽獣とは一線を画す生命体に
なれるのではないでしょうか。

期待はできませんが。