日曜はちょっと重たい本をどうしても読み切りたいがために足を伸ばした。
湿度は苦手だけど
この日のような山中の霧はちがう。
龍のお山の霧。
水龍の祓いの中を進む。
水に包まれながら登っていると
体内と体外の循環がスムーズになるのか
あまり水を飲まなくても
力が湧いてきて
集中力も途切れない。
水を通して何かを取り込んでるのがわかる。
霞を食うとは
この延長線上なんだろうな。
以前、金峰山でもこんな感覚があった。
結局何も食べずに麓まで駆け下りる。
ドロドロの道でも足運びはスムーズ。
ひさびさに天狗がやってきた感じ。
下山したら空も晴れ晴れ。
今月は大祓月間なだけに
梅雨の中、佳き半日だった。
科戸の風の天の八重雲を
吹き放つ事の如く
朝の御霧 夕の御霧を
朝風夕風の吹き拂ふ事の如く…
此く佐須良ひ失ひてば
罪と云う罪は在らじと
祓へ給ひ清め給ふ事を
天津神国津神八百萬神等共に
聞こし食せと白す
今日はありがとう大山◎