筑波山で感じた修験の足跡


筑波山は中世期に修験道が盛んになったようですが、神仏分離以降で修験はなくなってしまった山です。(というより奈良時代にはすでに行楽地だったらしく、行者が厳しい修行をする格式の高い霊山とはちょっと雰囲気が異なる印象を受けてます)

とはいえ女体山側には沢山の磐座のような岩が沢山鎮座し、修験行者が修行したのも頷くような風景が至る所にありました。

つつじヶ丘駅から出発。

弁慶の七戻り。ここをくぐると…

こんな大きな岩が挟まっています。ここは聖と俗の境とされているようです。神域の結界ですね。ここをくぐった途端に空気がスッと冷たく清らかになり、今なお強い結界であることを感じました。七回も戻された弁慶殿はよっぽど汚かったんだろうなぁと考えちゃいました(笑)

女体山側には大きな岩が沢山あります。

修験の鉄板「胎内くぐり」。

意外と険しく、人も多く、大渋滞。

大黒様の背中に見える?

光差す北斗岩。

女体山からの風景。筑波山を中心に三国が築かれたといわれるのにも頷ける。

山頂で爽やかなハイカーに法螺貝のリクエストをされたので、人混みで恥ずかしながら披露。そのあと色々質問されて説明させて頂きました。

御幸ヶ原コースを下り、筑波山神社へ。

隋神門がとても立派!!でかい!!

筑波山神社の入り口からは御神体の筑波山が望む。

ありがとう筑波山◎

===山行記録========

以下ご参考まで。

今回は知人主催でしかも15人程の大所帯で、かつ4歳児が1人いたため女体山側のつつじヶ丘コースからの短縮コースです。

私ともう1人の引率主任以外はほぼ初心者のため山頂まではかなりダラダラペース。男体山は私だけ昼休憩にパパッと往復&参拝。下山は初心者の方々はケーブルカーで下山。引率ふたりだけで御幸ヶ原コースを下山してます。

つつじヶ丘はつくば駅から乗れる筑波山行きのバスの終点になります。

つつじヶ丘(11:04)→ 弁慶茶屋跡(11:40頃)→ 弁慶の七戻り(11:55)→ 女体山山頂(12:48) → 男体山山頂(13:30着) 〜昼休憩〜(14:30出発)→ 御幸ヶ原コース→ 筑波山神社(15:13)

このあとつくば湯で入浴。筑波山神社まで送迎バスが来てくれるので助かりました。