南相馬の原町区の大甕。こちらに日祭神社があります。天照大神を祀っている。茨城の日立市の「大甕」をはじめ、この周辺に大甕という地名は多くみられるという。その昔日本武尊命が東征のために上陸した際に勧請した、多珂神社が関係しているらしい。「大甕」は人と神の境界線、もしくは蝦夷との境界線を表していたようだ。大甕は原発20km圏の境界線が引かれた地域だ。皮肉にもこの土地の伝説が再現されてしまったようにも思える。こちらの神社、この一週間くらい前にたまたま宮城の塩竈神社で天照の御札を買ったあとにたまたま発見した神社でして(行動圏のすぐそばだったのですが)何やら因縁を感じなくもない神社です。
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「福島」カテゴリーアーカイブ
よつわりパン、その心は?
週末の植樹祭で配給された振る舞いは「水とパン」だった。
場内で「水とパンを受け取ってください」
とアナウンスされたので
(水とパン?聖書?)
と、ちょっと面白がったのですが配給されたパンは原町名物の「よつわり」。
少し前に来た時に美容室でいただいた菓子パンだ。
この「よつわり」、後からよくよく考えるともうちょっと深い意味がこめられていることに気付く。 続きを読む よつわりパン、その心は?
鎮魂の植樹祭
日曜は南相馬の萱浜にて市鎮魂復興市民植樹祭でした。
2000人で20000本の植樹を、という呼びかけでしたが最終的に2900人も集まったとか。
そのせいか一瞬で終わってしまいました。マンパワーはスゴイです。
先日脱原発宣言をした南相馬市ですが、開会式では某内閣総理から 続きを読む 鎮魂の植樹祭
昨年の旧警戒区域
Facebookで富岡町の松村さんの記事をみかけたのでちょっと昨年の2月のことを思い出しました。
昨年2月に香港の英語新聞の南華早報(South China Morning Post)のご一行が取材のため来日し、案内役をかって出ました。
最初は南相馬で終わるはずが、カメラマンが「富岡にどうしても会いたい人がいる」とかいって、強行スケジュールで警戒区域を迂回しての富岡町入り。そして震災直後から動物達の面倒を見ている松村さんに出会いました。動物達もすごくひとなつこくて、松村さんの人柄がよくわかりました。懐かしい、、、、お元気かな。
その時の取材で南華早報が作った映像があるのでもしよければこちらを↓
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