早いなあとしみじみ感じています。
この４年で色々な方と出会ってめまぐるしく環境が変化し続けてきました。
被災地ではたくさんの人が亡くなり、別れがあったわけですが、
私は逆にたくさんの出会いをいただきました。
要所要所で人生を与えられて、感謝しています。
人生は無常です。

メディアでは「被災地を忘れない」という形で被災地特集が報道されるわけですが、被災地がいま抱えている問題は日本全体の問題です。

足元の状況に未だに気づいていない人たちも大勢いるようですが、被災地の問題は我々国民に差し迫っている喫緊の問題。

国ってなんなのだろう。
政府ってなんなのだろう。
行政ってなんなのだろう。

豊かさってなんなのだろう。
幸せってなんなのだろう。

生き方の選択を迫られている。

そんな諸々が含まれているのが東日本大震災だと思うのです。

その答えを導くべく、私達は「現在」を生きなければいけません。
遺された人間が「現在」に答えを求めて懸命に生きることが、亡くなった方の死にも「意味」を持たせることに繋がる。そんなことを想いながらずっと続けいます。

今被災地では少しずつ前を向く人が出てきています。
でもまだまだ先は見えません。
今年は一人でも多くの方が前を向けるように、止まってしまっている方の「枠」を外すお手伝いができればなと思います。

亡くなられた方々に黙祷を捧げるとともに

被災地で一人でも多くの方が前を向けるように祈ります。