はじめての福島学


福島のことについて色々考えて、自分なりにできることを見つけて動いてきましたが、やっぱり未だによくわからなくなることもあるんですよね正直。
そんな時に頭をクリアにしてくれるのが先週発売されたこの一冊。
いわき出身でもある開沼博氏の『はじめての福島学』。

先月まで続いたweb連載をまとめたものですが、一般人が考えやすいように一個ずつ分解していってくれるのでおすすめです。
帯にも「福島難しい・面倒くさい」になってしまったあなたへー
とありますが、震災と原発事故から5年目を迎えるのを機に、一度しっかり頭の中を整理したほうが良いと思いました。わかっていそうで実はわかっていなかったこと、わかっていないことがわかったこと。多々あります。データにもとづいてわかりやすく説明、考え方を述べているので非常によいです。当初からそうでしたが、メディアもやはり間違った報道をすることもあります。そういう意味でもきちんと状況を整理するにはベストな一冊だと思いますよ。