今年も金峰山へ


2017/7/25

毎年恒例の金峰山。
今年は初心者2人を含むクラスメイト4人の初パーティで挑んでみた。
雲行きによっては途中断念も想定しながらスタートすると、序盤から息切れする子がいて自分史上初の途中棄権の可能性。

様子をみていたら肺に酸素が入っていないことに気付き施術をして気を入れてみたら、少し回復。

途中何度かやりながら身体が少しずつ循環し出すの待つ。普段あまり運動してない人が登ると山対応の回路が稼働し出すのに時間がかかる、というのが自分の感覚。

もう1人の子も「股関節が実は痛くて…足が上がらなくなってきた」と言うので寝かせて調整。
相次ぐ負傷者。
山って悪いところが出るんですね。

天候も不安定で暗雲立ち込めていたけど、
奇跡的に途中で光が差し込んできて
「これ、上まで行きなさいってことだね、がんばろう笑」
と皆の覚悟が決まる。

今回言い出しっぺの彼は登山開始から何か蓋が開いたのか、終始はしゃぎまくりで普段と言動が180度反転していて、見てて面白かった。

山頂では青空が顔を出し、
下山して車が走り出すと同時に雨が降り出し、
本当にタイミングにも恵まれた。

個人的には地下足袋の履きならしが目的だったけど、みんなの身体を整えながら来月のお山修行の前哨戦みたいな1日になってしまった。

御嶽山では「お山が引き上げてくれる、登らせてくれる」という表現をするのですけど、今回はそれを改めて体感する山行でした。
山のチカラ。

自分の力を使わず、山の氣を身体に循環させて体力を消費させないというのが最近のテーマの1つですが、同行者もそれを実感してくれていた。

山の氣を身体に循環させるには
山とつながること。
山とつながるには自然とつながること。
自然とつながるということは
己の身体(=自然)とつながるということ。

「身体=自然」説が明確になってきた気がする。

近年稀に見るドラマチックな山でした。
感謝。

今回パーティの施術をしながら登って、みんなに「こういう仕事いいんじゃない?」と言われた。
確かにありかもしれない。
山でデトックス、それを施術でサポートしながらの山の治療院。
御嶽山に伝わる施術だが、もともとフィジカル的に厳しい修行者をお山の頂上までなんとか登らせるためのお力なのだなと気づいた。とても尊く有難い力だ。

【山行記録】
スタート 9:45
金峰山小屋 12:00
五丈岩 12:40
金峰山小屋 14:00
金峰山荘 17:00

廻り目平キャンプ場の駐車料金は一人当たり300円の計算になる。帰りは金峰山荘のレジで生産してからゲートへ向かいます。
===================


廻り目平キャンプ場の駐車場から改めて五丈岩を見上げると、毎年登ってるにも関わらず「辿り着くのかな?」も疑問がわいてきた、苦笑


廻り目平のいいところは序盤の砂利道の横に水の澄んだ沢がある点。ここで心が清められます。(現在、砂利道エリアが大規模工事になっていてだいぶ風景が変わってますので登り口に注意)


段々道が険しくなっていく


例年より松の葉が大量に道に落ちていてフカフカだった。


「あと少し」ここからが長い


こうやってみると根っこがすごい道


山頂手前の小屋はご主人とワンちゃん不在。週末明けでちょうど下山したようだった。
ビールやジュースは冷えた状態で無人販売で買えます。


晴れ間がのぞいてきた


あと少し、しかしここからの岩場がかなり膝にくる


うちの畑です、、、


ご機嫌


五丈岩が見えた!!


到着〜


山頂は岩の少し手前になる


転機がいいと我がホーム、御嶽山も岩の上から見える


必ず祠にお参りします。今回はお清めのお塩持参。天津祝詞、大祓祝詞をあげさせていただきました。


感謝の気持ちを持ってあがらせていただく。去年は雨で上がれなかったので久しぶり。


上でも塩にてお清め。


上から見下ろした風景。正面に山頂がみえます。


再び晴れ間がのぞく。神様に感謝。

帰りははじめて温泉ではなく(温泉は山越え必須で1時間はかかるのです)金峰山荘のお風呂を利用。ここ独特のトロッとした水を使ってるので、湯あたりもよくお肌にはかなり良い。温泉じゃないけど疲れはしっかりとれる文句なしのお風呂です。400円と値段も安い。