山伏の峰入り修行へ


今年の1月から徐々に動き出していた出羽の山伏修行。

6月に抽選選考の入山許可証も届き、あとは師匠の許可が降りるかだけが問題だった。

昨日ようやく伺いを立ててみた。

「山修行目前でこんなこと言うのもあれなのですが、、、山伏修行に行かせて欲しいんです」

1年前くらいだと「あんたは御嶽の修行をしっかりやりなさい」とかそんな風に窘められる雰囲気があったので、かなり渋い顔をされると思っていたら

「うん、いいんじゃない?武者修行になっていいわよ。がんばんなさい」
とあっさりOKされてちょっと面食らう。

「なかなか行けるものでもないし、呼ばれてるってことはあんたの先祖が関係してるよね。どういう答えをいただけるか楽しみじゃない」

御嶽は霊神様をお祀りする。霊神様はかつて御嶽で修行した行者の御霊。その先人たちの中には巡り巡ってきっとご先祖様がいる。だから先祖マターを非常に重視する。先祖供養の修行も度々発生する。

出羽三山の神様は小さい頃からお世話になってるし、いまみたいな修行をやることになったのも絶対に先祖に出羽の修験がいる気はしていた。

何よりはじめて神を感じたのは羽黒神社の並木参道だった。僕にとっての神域の原風景だ。

そういば福島の方を施術してる時に「後ろに山伏が見えましたよ」と言われたことがあった。

先週の福島施術ボラでも出羽絡みの事件が2つ。
泊まらせていただいた仮設の会長さんが「明日から出羽参りなのに、足がピクピクいうのよね」と仰るので、
しっかり参拝できるように足の施術させていただいた。

そのあと仮設を出発して南相馬から福島へ向かう途中、出羽三山を開いた蜂子皇子の母:小手姫を祀る神社をたまたま通りかかった。

一週間前の合同修行で古代文字のかかれたカードでメンバーそれぞれをみてもらった。

「この8月」を想ってひいた自分のカードが示したのは「両方がんばりなさい」だった。師匠たちは、おかじと鍼の両方をがんばりなさいと捉え、僕もそう思っていたけどよくよく考えたら御嶽も出羽もがんばりなさい、そういうことらしい。

いよいよ出羽三神にひっぱられてるなぁ。