香取神宮〜神仏習合テイスト漂う


初の東国神宮巡り(知人のアドバイスで三社巡りにはいる息栖神社はあえて行きませんでした)。
まずは香取神宮

大鳥居の次の狛犬が守る総門をくぐった瞬間にふっと抜ける感覚が。朝、きちんと禊いではきたけど今週は手強い方々を施術したので身体がだいぶ軽くなる。やっぱりまだまだ汚いね、汗

楼門をくぐるとさらにもう一段階気が高まる感覚。

(やっぱり神宮は違うな〜)

まず始めに手水舎のカラーリングに「おや?」と惹かれる。五色の仏教ちっくな装飾。

香取神宮の取水舎


拝殿を拝むとその様相にさらに胸がときめく。黒塗りのシックな基調にこれまた五色のカラフルな彩り。すごく仏教のテイストが。チベットやネパールの寺院のような親しみやすいテイスト。 ここも神仏習合なのかぁぁぁと心の中で叫ぶ。

香取神宮拝殿。お寺にしか見えませんでした。大権現!!

現在の本殿は新しく作られたそうなのですが、センスが良いですね。神社の案内自体には経津主大神にまつわる御由緒くらいしか見かけるものはなかった。でもよく考えてみると「経津主=主(フツヌシ)」、御祭神の御名じたいに「仏様」が入ってるので神仏習合は必然なのかもしれません。

横からぐるりと回って本殿も回ってみました。

これは拝殿だったかな?西側、朱雀。

周りに摂社末社もたくさんあるので是非。

何かの尻尾が写り込む

そのまま裏手から抜けて要石を見たあと、奥宮も参拝してきました。奥宮はひっそりとしていて神聖な感じがさらに感じさせる雰囲気でした。思わず声をあげて祝詞を奏上したくなりましたが、家族づれの方がいらっしゃったのでひっそりと。

香取神宮奥宮

そんなに時間があったわけでもなく入り口でみかけたガイドボランティアさんに特に声はかけなかったのですが、翌日の鹿島神宮のガイドさん曰く、香取神宮のガイドは人が集まらず現在お一人でまわしてるそうです^^;

鹿島神宮のガイドさんに香取神宮について尋ねたところやはり境内に寺院と護摩焚き場があったとのこと。

師匠や先輩に「あんたの先祖は仏が強い」と言われる私としてはとても感覚的にしっくりなじむ香取神宮でした。
※追記

参道から拝殿までの道のりがお城的な構造なのも印象的。鹽竈神社を思い出しました。鹿島神宮もそうですが、どちらも本殿は真南は向いておらず斜めなのが印象的です。これって地形的に「扇の要」をさしているといわれるそうですが、鹿島灘の海岸線を基準にしてるような気がします。


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※備考

行きは菊名〜武蔵小杉(横須賀線)〜成田駅(成田線)で香取駅へたどり着き迎えの車で。

周りは思った以上に何もなく、昔ながらの農村地帯に神宮がたたずむような感じがした。着くまでやや不安に。表参道に茶屋などがたくさんありますが、それ以外周辺には食事処はなさそうな雰囲気です。

一番手前の駐車場は11時の段階ですでに満車でしたが、もう1つ隣奥の無料駐車場も開放されておりすぐ駐車できました。