今日の産経新聞の正論で「日本の低欲社会」に警鐘が鳴らされていたが、記事を見る限りちょっと違うんじゃないかなぁと個人的には思いました。
「一言願い」の内容について以下のように言ってます。
ところが、応募された「ひと言の願い」はすべて内向き。最も多かったのは「死んだおじいちゃんおばあちゃんに会いたい」の類、次いで「家族の病気を治してください」や「平和な暮らしが続けられますように」である。 そこには将来展望を語り、明日への希望に夢膨らませる類のものはなかった。
これがこうであるべきと言ってます
「将来はサッカー選手になりたい」とか「宇宙飛行士志望」という少年も、「会社社長の大富豪」や「日本を導く政治家を目指す」という青年もいなかった。予備審査員40人が探してようやく3通前向きなものが出てきた。「お寺の住職になりたい」という青年と消防士志望の少年、そして「ケーキ屋で近所を喜ばせたい」という少女である。
高度成長期を経て物欲主義になってしまい、どんどん大事な「心」が崩壊していく感のある日本ですが、2011年の東日本大震災はそれを考え直す大きなきっかけを与えてくれたと思っています。
この震災で大切な家族を亡くした方も沢山いるだろうし、そうじゃなくても今ある幸せの有り難さや、家族の大切さに気付かされた方は沢山います。
それを踏まえて考えると必ずしも「低欲」と揶揄するものではなくて、きちんと「豊かさとは何か」など本質的な部分をようやく考え直す時代に来たのじゃないかなと思います。
そして夢をいだいている若者も沢山いますよー。
ご高齢の方にはその世界が全く見えていないんじゃないかなぁと疑問に思いました。
それではごきげんよう( ´ ▽ ` )ノ