昨日お招きいただいた結婚式はコンセプトが「White」。
“それぞれ白いものを身につけてきて下さい”
ということでインスピレーションに委ねた結果
胸の白いハンカチとあわせて
白いブリーフパンツを20年以上ぶりに履いて臨みました(これがまた新鮮だったのですが笑)
White=白 っていうのは色々な解釈があると思います。
今回の場合は「可能性」
白は何色にも染まれる。
これからの可能性を象徴していました。
でも私はそれ以上に
「毎日真っさらな気持ちでいたいなぁ」
と改めて強く感じていました。
日々の祓い清めというのは丸めた感じで言えば
まさにこの”毎日真っさらな気持ちでいる”ということ。
これを保ち続けるのはなかなか難しい。
人間は日々穢れます。
欲、煩悩、妬み、恨み
そういう言葉は連想しやすいと思いますが、
一番の大敵って「当たり前」じゃないかなと最近思うのです。
日々のルーティンをこなし続ければ
次第に飽きてくるし
仕事に慣れてくれば
その環境が当たり前になってくる。
生きる年数が長くなるほど気づかないうちに
家族がいることは当たり前になるし
ご飯を食べるのも当たり前になるし
仕事をすることも当たり前になるし
そもそも生きていることが当たり前になってくる。
これらの”当たり前”が
心の”真っさら”を侵食してくる。
この侵食は脳の本能的な構造上おそらく仕方ないことなんです。
なぜならば
学習して、記憶して、慣れて、自動化しないと
その環境で生き残っていけないから。
でも困ったことにこの本能的構造が
心の”真っさら”をむしばんでいく。
この侵食を止めるために授けられた
抗ウイルス薬的なものが
「感謝」や「お陰様」
そういう気持ちであり、
言葉なんだと思います。
感謝というのは”真っさら”を思い返させるスイッチのような役割。
私たちは広大な宇宙の中の
奇跡のひとつである地球に生まれ
原始生物から進化しながら連綿と繋がれきた
遺伝子を受け継ぐ奇跡の結晶体です。
生まれてきた命は全てが最後までその生を全うできるわけじゃないですからね。
半数以上は死にます。
ものすごい無限の分母の上に残り続けた命の結果がいま在る私たち。
だから「有難い」。
何か謝意を感じた時に「有難う」と言いますが
そもそもの私たちの存在自体がすでに「有難い」状態にある。
そういう有難い状態を意識するということが
自分の命を実感できる状態なのでしょう。
そして自分の命を実感できるからこそ
ほかの命も尊重できる、大切にできる。
あ、そういうことなんだなと
考えながら腑に落ちました。
そんなわけで「White」というテーマは私の中で感謝に結びつきました。
お二人ともおめでとうございました&素敵な式をありがとうございました^ ^🙏
皆様のパフォーマンスも素晴らしかったでーす!
#白
#感謝