29年後のチェルノブイリとは

ウクライナの汚染地域で事故に直面し、看護師として現地の状況を見続けてきたタチアナ・アンドロシェンコさんを招いての講演会。
今回埼玉と東京の講演を2度にわたって聞いてきました。ものすごく興味がありましたので。埼玉では3次会までご一緒させていただき、避難当時の詳細も知ることができて、昨年チェルノブイリで聞いた話と照らし合わせながら、より当時の状況が鮮明になった気がします。
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被災地行脚③~似た者同士との出会い

保育施設へ少し遅れて到着。

園長先生より
「この子もお願いします。色々悩みがあるんです」

いつも見かける若い男性スッタフ。
きちんと話すのは初めてだ。
いつも元気がなさそうなのは知っていた。
別室で施術の準備。

「宜しくおねがいします」

施術を始めながら、色々話を聞いてみる。
倦怠感が抜けないとか。
子供の相手をすると疲れるらしい。

子供って穢れがないから逆に清めてもらえるのになぁ。
体力勝負なのもあるけど、子供って基本的に元気をくれるものだし、なんでかなあと考えてみる。

「そういえば音楽やってましたよね?」
ここから少し話がはずんできた。

最近少しジャズの勉強もしてるとか。
私はジャズ研だったのでその話をすると段々向こうも盛り上がってきた。

かなりストレスも溜まっていたようなのですが、二人分の施術が終わって雑談をしていたら
急にウクレレを引っ張り出してきて歌い出した。

さっきまでと顔つきが違う。

この方はもっと音楽で自分を出したほうがいいんだなと、経験上わかりました。

「今度、枯葉でセッションしましょう」

彼は嬉しそうでした。
駅まで送っていただくまでの車の中でも彼はしきりにジャズの質問をしてくる。
やはりこの方に必要なのは音楽なんだな。

寄り添うための音楽。
時にはこんなボランティアもあるんだと思います。

練習しなきゃ、、、

そして暗い寒空の中慌ただしく仙台へ、、、