「修行日記」カテゴリーアーカイブ

浄化の火

本山での祖霊祭で護摩焚きで火にいれる祈祷札を提出するのが遅れてしまい、祈祷を自分でやることに。

ところが祈願の数が多くちょっと持て余してしまったので結局師匠のもとで指導を請うことに。

直ぐ終わるシンプルな御祈願系は早く燃やして天にあげてしまったほうが届きやすい。

精神的なものも早く燃やしてしまったほうが良い。

離婚の危機・夫婦円満は2人分をくっつけて捻って一緒に燃やしてあげる。

今回唯一燃やさなかったのは慢性疾患系。

時間のかかる慢性的な病気に関しては毎日祈祷して目処がたってから燃やさないとなかなか良くならない。

上記いずれも般若心経で。

火は神の力。

滅する力。

そして天へ昇華する力。

火で燃やす意味を改めて考えた。

それで届きやすいものとそうでないものがある。

まだまだ勉強することは沢山あるな。

ガンガンお彼岸!霊は巧妙…

修行者のお彼岸は「彼岸花きれい〜」なんて呑気に感傷に浸ってる場合ではないと、今秋のお彼岸に痛感してます。

秋のお彼岸って、夏の山修行やらお盆が終わりちょっと一息ついてまったりしかける頃に、そうはさせてくれないダラけ防止のような存在でもあるなと思うこの頃。

彼岸入りの前夜、職場で締め作業を終え雑談していると同僚が、大倉山の山の話をし始めた。

小さい頃から大倉山に住む彼女はよく山で遊んでいたらしいのだが、実は昔は自殺スポットだったらしい。

という話をきいて「あ、やっぱりそうなんだー納得!」と思わず納得する自分。

実は山にある大倉山記念ホールはここ数年、震災イベントや後輩のライブで訪ねたことが何度もあるのですが、毎回いくとすごくしんどく、頭が痛くなってました。震災イベントでは妙に亡くなった方へ意識がシンクロしてしまうので消耗が激しかったのですが、、、今なら理解できる。あの山に留まる方々も供養して欲しかったのだなぁと。そういうことならちょうどお彼岸だし、「ご供養させて頂きますよ」などと考えてはいたものの、霊は実に巧妙にこちらへ寄ってくる。

その夜その同僚から突然ラインが来た。内容は全く別件だけど、別れ際の話題に関しての報告ライン。でも今までラインやりとりしたこともなかったので、かなり驚き。

翌朝、起きてみると一昨日家で発見された3匹目のヤモリがカゴの中で水没して死んでいたという衝撃的な事件が発生。(水没死した方々かと思われた、そういえば最近、ありましたね)

彼岸入りの朝、さすがにこれはちょっと象徴的すぎる出来事。絶対何かが自分のもとへ来てるなと思いつつそのまま学校へ向かうと、、、

ザワザワザワザワ、、、

わちゃわちゃわちゃわちゃ、、、

頭の中が騒騒しい。いつの間にやら随分たくさんの方が飛来していて、あれやこれやまぁうるさい。

いろいろ気を巡らしていたら、「あ!そうか!」昨夜のラインで大倉山の方々がこちらへしっかりアクセスしてきたことに気づく。

見えない方々はこうやって人を動かして対応できる人(というか基本的には修行者なんだろう)のもとへ人伝いで近付いてくる。

なんとも巧妙だなと関心したのでした。実にうまくできてる。

今秋のお彼岸はご先祖様のみならず、ここへ集った御霊の皆様方も含めて一斉にご供養させて頂きます。

他人に期待を寄せるな

芸術は爆発だ!

の岡本太郎巨匠のbotで久々に心にささる言葉が目に入りました。

“期待というのは、自分自身に対してもつものであって、他には期待しない。なんにも求めない。みんな、人に期待したり、なぜ英雄は出ないのかなどと、そんなことばかり言っている。自分こそがとは誰も言わない。尊敬する人をもつことは甘えだと思う。それよりも、感動を大切にしろとぼくはいいたい。”

さすが岡本太郎巨匠の言葉はするどい。

人にはそれぞれのお役目があるけど、

自分で出来るところの限界までを

自ら努力せずに

「あの人ならやってくれる」

と託すのは何か違う。

託すことで自分の想いは

昇華されるような感覚になるけど

そこはたぶん”感ちがい”であり、

ギリギリのところまで自ら向き合うことでしか

昇華されることはない。

ギリギリまで挑んだ時、

初めて神懸かり的なお力は発生する。

神への道は他力本願でお願いすることではなくて

そこに向かって自ら体現すること、

その先にある。

これは同じく道がつく武道と呼ばれる

剣道や柔道、合気道などと同じこと。

人はギリギリまで追い込まれると

頭が空っぽになる

頭が空っぽにになれば

身体が自然と反応し動くようになる

自然と動くということは自然とリンクしていて

理にかなっているということ。

そんなことを考えていたら

理にかなうにはギリギリまで追い込め

ということじゃないかと若干冷や冷やしているのでありました。

今週のお山ではすでに追い込まれましたが、

下界でももっと追い込みをかけんとなぁ。

いざ!