小手姫神社〜その③
直会でおじいちゃんの小手姫伝説の伝承を聴き終わったあと、出羽三山神社の宮司さんと少しお話しさせて頂いた。
「法螺貝見せてみろ」
という話しになり見て頂いたら
だいぶ古い法螺貝じゃないかということだった。
吹き口が木のものは昔の法螺貝らしい。
貝の厚みも最近のものより厚いとか。
(製作中の貝と比べてみたら確かに厚みがちがった…)
先輩山伏のお二人も
「どうしたのこれ?」
「ヤフオクで、、、一万三千円です」
「もう一回ヤフオクに出したら◯十万円かもよ(笑)」
と冗談半分に言われかなり有難い落札だったのかなと改めて思った。
平均相場からみて安めの落札だったので期待はしてなかったけど、手元に届いた時はかなり驚いた。補足説明にあった修験をやってた出品者のおじいちゃんの顔が浮かんできたくらいなので、、、とんでもないものがやってきたなと。
ただその反面こういう「修験をやってた親族の形見」がネットで売りに出されているという現実があり、それはそれでちょっと悲しいことでもある。
本来なら誰かに受け継がれていくべきものなので。
そういう想いも感じたので、
「修験のおじいちゃんの続きをやらせて頂きます」という気持ちで使わせて頂いてます。
ある意味これがご供養でもあるのかなと思っている。
これもなにかのご縁なのでしょうね。
※写真は今年の1月、甲斐大和の石尊大権現のお山へ。山伏の先輩と。