「ジャジーじゃないか」と思う浄土宗的事情


こんばんはセンシです。
今日は「ジャジーじゃん」と思う浄土宗的事情、そんなはなしです。

昨年の春ころから、菩提寺のご住職にお経を御指南いただいてます。

師匠に「自分の宗派のやり方くらい知っときなさい」そんなことを初めの頃に言われたのがきっかけでした。
法要の時に親戚と訪れることしかない菩提寺にいきなり電話をかけて「お世話になってるものですけど、お経を教えていただけないですか?」と突撃電話アポ。

翌月に第一回目にこぎつける。
だだっ広いお堂でご住職とマンツーマン。
なんと贅沢な!!!
そんなテンション劇上がりで始まったお経レッスンですが、、、

浄土宗のお経で一番衝撃だったのが、木魚を拍の裏に入れるということ(ジャズでは裏打ちなどという)
他の仏教宗派はナム・アミ・ダブと三節あったらそれぞれの頭に木魚を入れるのだけど、浄土宗は三節の裏、つまり「ム」と「ミ」と「ブ」に木魚を打つのです。
住職「裏だから難しいかも、他の宗派の打ち方に慣れてるとごちゃまぜになって難しいかもしれません」



センシ「あ、全然大丈夫です!ジャズやってたので、裏打ち基本です!!」


住職「あーそれなら大丈夫そうですね」



結果、、、
ジャズをやっててよかったと思うくらいしっくりきた。

「流石ですね」と感心されてしまう。まあ、それが仏様を拝む時に大事なことではないのですが、集中して入り込むためには意外と必要な要素ではあります。
なぜ浄土宗だけ裏打ちなのか理由はまだわからないのですが、仏教とジャズが結びついた瞬間はなかなか感激でした(>_<)
もともと音楽は信仰と深く結びついています。

キリスト教なら聖歌、

神道は雅楽、

仏教も宗派によって様々な節やリズムつきでお経をあげたりしますが、チベット仏教などは「音楽してる」と感じる最たるもののようにも思います。
音の高さ、波長、倍音、これらは宇宙を作り出す大事な要素になりますからね。

ぜひ聴き比べてみて下さい!!

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浄土宗「別時念仏一会」についての記事はこちら