【山はあわせ鏡】


日曜日にみんなで山を登ってきた。

ふだん私が施術させて頂いてる方を中心としたメンバーで。

偶然にも湯河原の滝に通ってる方も何かの因果でご縁を頂いた。

伊勢原は大山。
大山阿夫利神社があり昔は
阿夫利山と呼ばれ、
その由縁は”雨降り山”だから。

丹沢系の奥、
富士山方面から雲が流れてくるせいか、

1200mの低山にも関わらず
天気が読めない。

下界が晴れでも
山の中腹だけ雨が降り注ぎ、
山頂は抜けると晴れている、
なんてこともザラにある。

今回も予報を見る限りは
完全に晴れるはずでしたが
そこは流石に”雨降り山”。

スタート直前でパラパラと小雨が。
(ほらきた)

スタート地点で帰りに立ち寄る
参道の茶屋へ電話入れた際に
「そっち降ってます?」
と確認したら、

「全然降ってないよ。」と。

やはり我々の方面だけ
雨が降っている。

一人で山に入る時はたいがい晴れですが、
誰かを連れて行くと意味深な天候に 
なりがちなここ数年。

今回も予報は0%ではありつつ
なんとなく雨が降るつもりではいた。

そして山頂あたりで晴れてくるんだろうなと。

お山ってその時のパーティの心情とか
色濃く反映されるものなんですよね、
不思議と。

心にひっかかってるものがあれば
ずっと重たい天気だったり

祓いが必要だとずっと禊ぎの雨が降ったり。

かしこまった修行として登るわけではなくても
結局そうなる。

祈りが入っていれば、
自然とそうなる。

お山そのものが合わせ鏡になる。

昔から人々が信仰心でお山にあがるのは
山そのものに神を感じているから。

自分の足で踏み込めば
そこに疑問を挟む余地は
微塵もありません◎

[2021年10月10日(日)]