それで、全然関係ない話なのですが、裁判傍聴で感じたことがひとつ。裁判開始前、自分はどちらが原告側か被告側かわからなかったんですね。でも見た感じでわかってしまいました。
被告弁護団からはなんか何ともいえないしんどそうなオーラを感じまして。
一方の原告側の弁護団は高潔なオーラを発しておりまして。そりゃぁそうなりますよね。
弁護士って大変な仕事だなぁと痛感したのでした。
月別アーカイブ: 2015年2月
福島原発裁判の傍聴
先週の水曜日に、いわきから避難しているママさんのご紹介で、霞ヶ関の東京地裁での福島原発の東京訴訟の裁判傍聴に参加してきました。
なにげに初めて。
「段々傍聴者も減っているので、来てくれるだけでもありがたいです」
と言われ、何もできないけど応援の意味になるのであればと思い一緒に参加させていただいたのですが、結論からいうととても勉強になりました。
いままで難しそうなイメージで避けていた気持ちもあったのですが、訴訟の意義を考えると時間の許す限り傍聴に参加するべきだなぁと考えが改まりました。
福島避難者の方々の応援にもつながりますので、ご興味ある方はぜひ。
まだ色々と支援できることはありますよ。
<レポート内容(一部)>================================
2015年1月28日(水)
■福島原発被害東京訴訟・第9回
約20分程度。傍聴者は50人はいた。最近では珍しく多かったらしい。
冒頭、東電側の弁護団の姿勢を強く非難。
そこから主に9人目となるいわきから避難している方の意見陳述。子供の環境を考えいわきへ引っ越したが事故のせいで避難を余儀なくされた。当時介護施設でリハビリ中だった母は避難先でストレスのせいか暴力的になり、やむなく八王子の施設へ預けた。そこで転倒して背骨を骨折し元気がなくなった。昨年亡くなったが、本来であれば100歳くらいまで生きていたと思うので残念でならない。
その後、原告側弁護士より医師の論文やチェルノブイリ事故の事例を挙げて、政府・東電の管理する立場としての認識の甘さを指摘。
■報告会
弁護団より裁判の進捗報告
進捗状況
裁判は次のステップへ、具体的な被害を示し被害立証をおこなう。被害立証の尋問によって裁判官の心が動かされる可能性があるので、これからがメインイベント。原告側に被害立証の協力を依頼。
今回のポイント
低線量被曝のリスク、ヨウ素による甲状腺被曝のリスク、LSS好中球の現象→免疫力の低下、1950年代すでにアメリカの医師がレントゲン撮影での被曝のリスクを指摘している事例を引き合いに出した。
放射能の健康への被害は
・確率的・晩発的・非特異的である
等
裁判の目的
・原告の救済
・裁判を通じて原発に関する施策を作らせる、という意義もある
今後の裁判予定
3/25(水) AM10:00~
5/13(水) AM10:00~
7/15(水) AM10:00~
9/18(水) AM10:00~