2年前から感度の高くなる寒行には、必ず誰かが出てくるようになった。
今年はどんなお坊さんだろうと楽しみにしていたら、、、なんとゾロゾロ並ぶ蛇さん達だった。
大寒1週間前の修行の帰り道、仲間と別れてホームで電車を待っていると後ろに沢山並んでいる気配に気づく。三連休最終日の夜にしては随分混むんだなぁと思いながらチラッと後ろを振り返ると、誰もいない、、、?!ふと冷静に考えハッとする。
「ん?どこで?なにがついてきた?」
師匠の下で修行できれいさっぱり祓った直後に一体なにがおこったのか?さっきまで焼鳥センターでみんなで呑んでいたから、そこで何かついてきたのか?
寒行の前は必ず何か起こるけど、早すぎないか?
しかもズラーーーッと半端ない人数。酔って感覚は鈍いはずなにこれだけはっきり感じるのはよほどの方々。
「明日は十五日の神日だから、今年の寒行は神日から始めるのもいいかもなぁ」と思っていた矢先にこの後ろの方々。
まあしかし、ゾロゾロ並んでいるけどそんなに重たい感じや嫌な感じはしない。ひょっとしてご先祖様なのか、、、?んーでもなんかご先祖様もいる気はするけど大半がそんは感じではない。
この状況、明日から寒行を始めるべきかと考えたが、19日は大事な試験を控えていた。
本来は試験も無事終えて20日の大寒からしっかりスタートのつもりだったので、心身の準備ができていない。万が一風邪を引いて試験前に寝込むわけにもいかない。あれこれ吟味した末に、神日スタートは見送った。
ところがその夜、やはり後ろの方々が気になって仕方がないので「これはやらないとダメなパターンだな」と腹を括り、翌朝から急遽スタート。蝋燭も激しく溶け落ちたのです。この形はもう龍か蛇だよね…
ダウンしないか今年はさすがに不安が募る。テスト目前だからなぁ。
自分の場合、寒行は左右頭ワンセットを3回、そのあと水風呂に浸かりひふみ祝詞と般若心経一巻。かなり冷える。
後ろの方々に「一日1人ずつ一緒に入って頂きますからねー」とお断りして始まった。
そして20日の朝まで、1日1人ずつだからか毎日水の中であげるものが違ってくる。上にあがっていく感じでもないから仏様ではないらしい。
そして大寒の20日の午後、師匠のもとへ伺い、後ろ方々の相談をしてきた。。。
そしたら面白いことになってしまった。