今月から週末に高尾山に入り法螺貝を吹いてます。
ある程度形になるまでスタジオとかで練習しようと思っていたけど早い段階で「これは楽器ではない」と理解し、山に教えを請うことにした。
今日は首にかけて山を歩いていたら
「やっぱり音が聞こえたの気のせいじゃなかった!」
と度々すれ違う人に声をかけられた。
遠くまで響くのはわかっていたけど、
ほんとに聴こえてるんだなと改めて驚きました。
そして下手くそな音が丸聞こえになってることに恥じらいも込み上げる(苦笑)
いっ時流行りだしたフィボナッチ数列。
自然界のあらゆるものがこの数列をもとに形作られ、成長していく螺旋構造を示す。
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89…
フィボナッチ数列が易経「河図」の天数と同じ55を通過するのもおもしろい。
この自然界の法則がシンプルに形に現れている法螺貝は、そこから共鳴して放たれる音もまた自然界の法則をそのまま表している。
だから山々や自然と共鳴しながら無限に響く。
螺旋構造による循環であり
海と山の循環であり
自然界の循環である。
たまたま行きがけに読んでいた維摩経の本に仏の弟子の善徳長者が維摩居士にこう諭される場面があった。
「お金には限りがあるから施すなら誰にでも平等に施せる法を施したほうがよい」 続きを読む 高尾山にお尋ねしたい