「祓い」カテゴリーアーカイブ

湿邪〜夏越の大祓

もともとの大祓は暑い夏による

「気枯れ」「気離れ」

を祓うものですが、

新暦でずれても6月の日本は「湿邪」に侵されます。

湿邪は粘滞性や重濁性などイメージ通りの性質をもち、

脾胃を侵すといわれています。

重苦しさをもたらす湿邪はやはり気を枯れさせる性質を持ち、暦がずれてるとはいえ大祓で一度きちっとリセットするこのタイミングは案外理に叶っていると思います。

時期によって背中の張り方がくるりと変わるのがとてもおもしろくて、

4〜5月頃はみなさん普段とちがい急に右の背中がかたくなる。

(これは春=肝と関わっている)

と思っていたら6月に入り湿気が増えたとたんに

左の背中が張り出し、「胃の不調」などを訴える。

もともとも胃が弱い方は消化にエネルギーを消耗する肉を控えめにしたほうが湿邪は乗り切りやすいですよ◯

断てばそのぶん研ぎ澄まされる

梅雨がきたようなこないような微妙な空気の中、早くも夏真っ盛りになってきた感じがしますね。
今年は8月のお山修行に当たって百日潔斎に四月の末からいそいそと取り組んでいます。

百日潔斎はその昔、神聖な土地とされ戒律が厳しかった御嶽山において、入山する全ての修行者が求められたものです。
今回は「まずは百日」ということで、四つ脚の生き物の肉と、臭いが強くて修行の妨げになるとされた五蘊(葱、大蒜、辣韮、韮、蒜)を対象に取り組んでいます。
これらの食材は現代日本ではほぼ毎日食べるようなものなので、外食が少し難しくなってきます。
ただその点以外は、個人的には割と早い段階から苦もなく続けられています。

むしろ飲み会においては(酒は私は我慢する対象ではないのであえて可にしてます)これらが禁止になると食べられるものが激減するのですが、その反面酔いにくくなるという副産物的な効果が得られています。
おそらくタンパク質の分解過程で肝臓がアンモニアを尿素に分解する働きと、脂を分解させる胆汁(肝臓で生成される)の分泌が抑えられることで、肝臓への負荷が軽くなったからではないかなと推測してます。
それはさておき、食べ物を断つと嗅覚などの感覚が研ぎ澄まされるという現象に気づいてきました。毎日食べる葱(ネギ)は食卓に欠かせない食材で「食べないなんてありえない」と思っていたのですが、最近はデパートやスーパーなどの試食販売で熱せられているネギの匂いを嗅ぐだけでカラダが拒絶反応を示すようになってきました。

ものすごく臭く感じます。日頃食べていると、ネギがいかに臭いがきついものか気づかなくなるんだなと、百日潔斎による部分断食で初めて気づかされています。
何かを断てばそのぶん感覚が研ぎ澄まされる
今後の修行の一助になる大きな気づきです^ – ^

餅は餅屋、、、

今日は出張施術先の談話で

エネルギーワークのセミナーお話を聞いたのですが、
ちょっと気になったことを書きたいと思います。
このセミナーはボイストレーニングについてのセミナーだったようなのですが、

講師の方が

「他人を自分に降ろしてその声の出し方を体得できる。降ろすのは生きている人じゃなくても可能」
こんなことを教えられていたそうです。
なんだか面白そうですよねぇ。
私も興味津々です。
でもちょっと待って(*_*)
これってかなり危険です(*_*)

なぜなら、降ろすこと自体はできたとしても

降ろした他人がすぐ出て行く保証はどこにもないからです。
善良な一般市民や友人なら自分の体に降ろした後すんなり出て行ってくれるかもしれませんが、

例えばとても強い想念や強力な地縛霊のようなものだったら意図的に出ていかない恐れもあります。

また、その講師曰く

「降ろした後はちゃんとサヨナラをしないといけない。」

「君、それじゃダメだよ、終わったらちゃんとサヨナラしないと」

これも降ろした他人が「出て行きたくない」と思う強いものだったら、自分の意識は抑えられてサヨナラできない展開もありえるのが、見えない世界の怖さです。
俗に言う憑かれた状態ですね。
私も施術によって他人の意識や想念が入ってくることは日常茶飯事ですが、強い想念や低級な神様(低級といえど神様なので凡人からすれば強力です)が入ってくると、本来の自分から段々離れていきます。

普段好まないものをバカぐいしたり、

なにもやりたくなくなったり、

ひどい人は気づいたら知らない場所に立っていたりとか。

こうなってしまった場合って、もう自分でどうにかできるわけがなく、その道のプロに祓ってもらうしか術がなくなります。
挙句この講師はある日、とても強いなにかを降ろした結果、強い腰痛に襲われ動けなくなり救急車で運ばれたそうです。

自分で祓えないのに、リスクを負わせて受講者にナニカを降ろさせる。

これほど無責任なことはなく、怖いこともありません。
餅は餅屋。
こういうリスクのある行為はしっかり祓える人の指導のもとされることをオススメいたします。

下手なことはしないほうが無難なのは言うまでもないですが(^_^;)

ぜひ気をつけて下さい。
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手拭いを塩水に浸けてから洗います

わたしは体質的に人から悪いものを貰いやすい、受けやすいのですが、
3年前に修行が始まってからは更にそれが顕著になりました。
相手から悪いものをとる
そういう修行なのです。

施術をやった1日の終わりには身祓いをしっかりやり、施術をする日もまた朝にバケツで水をかぶってを必ず行います。
自分自身に対してはそんな感じで意識して約一年が経つのですが、先日あることに気づいてしまいました。
般若心経のかかれた手拭いがものすごく吸っている、、、

洗濯しようと思って触った瞬間思わず手を離してしまうほど強いものが手拭いに。
これって手拭いに助けられてるってことなんですよね。有難いことです。
被災地や被災者の想いというのはわたしが師匠のもとで経験した限りでは祝詞による祓いはつかいません。仏様のお経によってあがっていただきます。

だからこの手拭いの場合もお経なのかな?

とふと思い師匠に確認したところ、、、

「塩に浸けてから洗いなさい」

ということでした。
なるほど!!
何かの参考になれば幸いです。