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チェルノブイリは”展示されている”

こちらの記事

Screenshot of gigazine.net

チェルノブイリをドローンで撮影した映像の紹介記事ですが、、、

「世界初公開」と紹介されてるけど、空撮シーンは確かに初かもしれないが、見た感じほぼガイドが連れていってくれる場所のように思います。

自分が行った場所がほとんど、、、

前々から思っていたのですが、いつもこちらのサイトはチェルノブイリと放射能に関する記事はネットで拾った情報をつなぎ合わせただけの内容で、雰囲気だけ作って煽る感じが気になっています。
内容が凄く抽象的。

まあ、そういう仕立てなのでしょうけど。

福島という現実を抱えている我々日本人はもう少し知るべきだと思っています。

福島第一原発事故という現実が起こったのに、未だにチェルノブイリに幻想を抱いてる人が多すぎる。
そして福島に対しても漠然と幻想を抱いている。

取り上げるなら極力事実を伝えて欲しいものです。

ウクライナ人を招いての講演会だって毎年どこかしらで開催されている。そういう場所に記者の姿ってないんですよね不思議なことに。

ちなみに文末に

ガスマスクはいつ片付けることが、、、

とありますが、これは片付けられることはありません。

観光地化されているチェルノブイリゾーンでは、ガスマスクや人形などの残骸はいわば展示品としてそのままにしてあります。

いわば廃墟をそのまま生かした博物館のようなものです、チェルノブイリゾーンは。

「これは、やっぱり事故当時のまま残っているの?」
と尋ねると

「どこかの誰かが撮影のためにわざとセッティングしたんだろう」
とガイドが言うこともありました。

草木はそのままですが、意外と人の手が入っているのです。

大きなミュージアムなのです、チェルノブイリは。

コパチ村の幼稚園
コパチ村の幼稚園

 

プリピャチの標識前にて
プリピャチの標識前にて

 

プリピャチの文化センター内のプール
プリピャチの文化センター内のプール

 

プリピャチの遊園地。観覧車は事故が起きた4月26日の数日後にオープン予定だった。ちなみに「今のウクライナには遊園地がない」とガイドの女子大生がぼやいていました。
プリピャチの遊園地。観覧車は事故が起きた4月26日の数日後にオープン予定だった。ちなみに「今のウクライナには遊園地がない」とガイドの女子大生がぼやいていました。

 

かつての都市も今は森の中。奥には新石棺が見える。ガイドが特別に建物の屋上へ案内してくれました。
かつての都市も今は森の中。奥には新石棺が見える。ガイドが特別に建物の屋上へ案内してくれました。