1月20日の大寒の日、師匠のもとへ伺うとなぜか先輩がすでに待ち構えていた。
「で、せんしは後ろに何を沢山連れてきたのかな?」
開口一番の先輩の言葉はズバリだった。この流れはやはり来て正解だったらしい。
「いやぁ、そうなんですよね。実は先週の合同修行のあと…」
状況を説明し終わり、師匠と先輩で協議が始まる。
師匠「あんたの後ろ、蛇がいっぱいいるのよね。んーあんたの蛇よね…」
先輩「さっき外でタバコ吸ってたら『蛇が来る』って言われたんだよ」
蛇、、、そういえばこの一年は法螺貝の練習で色々山へ行ったけど、何回も蛇に遭遇してたっけ。八海山でも行き帰りに遭遇、そのほか高尾山や飛龍山でも。神様のつかいだと喜んでいたけどほんとに付いてきちゃったんだな。
師匠「じゃ修行で拝んでみようか」
そして修行が始まる。
龍神祝詞から入ってのお不動様。先輩が後ろであげててくれるからいつもより自分の世界に入りやすかった。普段は出せない波動とリンクしてそのまま降りてきた。
師匠「あんた今年の寒行は海に行かないとだめみたいね。行ってきなさい。」
え!?そんな、、、今年の寒行は2月の寒滝がメインではないのか、、、?その前に海へ行って来いと?
どこぞの洞窟で食べ物をお供えしてもらいながらずっと篭り行をしていた蛇使いのご先祖様らしい。ところが白い蛇を育ててる途中で力尽きて死んでしまったらしい。その蛇を替わりに育てろと。
先輩「あたしがあんたの横に見たずんぐりむっくりな白い蛇、だから中途半端な形だったんだね(爆)」
師匠「あんたが育てなさい。あと後ろにうじゃうじゃ並んでいた蛇は神の蛇と仏の蛇でまとまってもらったから。」
いわゆる合祀で整理整頓されたってところだろうか。
ここ一年の集大成がいきなり寒行でドバッと出てくるとは、やはりわからないものです。
そんなこんなで平成最後の寒行はまずは海へ行くことになったわけだけど、ここから寒行は思わぬ展開へ続いていくことになる。。。
※これは2018年の秋、奥多摩の飛龍山だっかな