宇宙の法則に従って身体も循環していくのであれば、季節によって必要となるものも変わってくる。
身近な例で言えば「旬の物を食べる」です。
その変化を加味するならば、慢性的な疾患に対しての薬や漢方の処方においても、同じ症状でも季節によって変化させるのがセオリーのはず。
しかし慢性的な症状でずっと同じ薬や漢方を飲み続けている人は意外と多いんじゃないだろうか。
薬と呼ばれるものは基本的に
「毒を持って毒を制す」ことで病気を治す。
薬も漢方もそこは精製法や成分の違いはあれど
その点は変わらない。
そしてあらゆる毒を分解するのが肝臓であるが、
沈黙の臓器と呼ばれる肝臓は
東北人のように黙って働き続ける。
働き続けられるのは肝臓が他の臓器と違い、
大脳皮質と神経がつながっていないため痛みを感じないから。
肝臓は独立防衛部隊となっている。
そういうわけなので
ずーっと同じものを飲み続けるのはご注意を。
変化がなければ定期的に見直したほうがいいです。(継続服用が必須のものは除きます)
「全然なんともない」と言っても
それは肝臓の解毒機能がまだ上回ってるだけで
負荷をかけてることには変わりないので。
これからの季節のアルコールも然りですが、、、(苦笑)
こんなことを書いたのは半年ほど知合いの漢方薬剤師に
強めのアトピー用漢方を出してもらっていた友人が、秋に入ってこんどは脊髄炎症になってしまったから。
昨年の夏より調子が良さそうだったので無理しなきゃいいと思ったいたところ案の定ガクンと落ちてしまった。
もともと肝機能が弱いので漢方の副作用もあるんじゃないかと懸念してます。。。