先月のウクライナ訪問に関して。
ジトーミル州のナロヂチで、というかそのあとの隣村のセレッツ村で、同行者が外の軒下で小便しに行ったところ
バカ高い線量を計測しまして、、、
そのあと線量計の調子がどうも悪いのか度々高線量を出しており
まあ故障だとは思うのですけどね。
ウクライナについて
先月のウクライナ訪問に関して。
ジトーミル州のナロヂチで、というかそのあとの隣村のセレッツ村で、同行者が外の軒下で小便しに行ったところ
バカ高い線量を計測しまして、、、
そのあと線量計の調子がどうも悪いのか度々高線量を出しており
まあ故障だとは思うのですけどね。
金曜日にウクライナから帰ってきました。
今回のウクライナ訪問は”戦争”が自然と裏テーマになっていました。
昨年のほうが勃発直後だったので緊迫感はありましたが、それから約1年の状況は気になっていました。
行きの経由地モスクワでは名古屋在住のトルコ人と偶然出会い、トルコの内紛の話を聞かせてもらいました。
2023年の石油採掘解禁が迫り、トルコの国力を弱らせるためにアメリカがクルド人へ資金援助をして内紛を起こさせている。
それが現地で1ヶ月調べてわかった真相らしいですが。。。
ウクライナ滞在中は毎朝食堂のニュースで中東各地の紛争シーンが延々とながる時間帯がありました。
日本ではトピックスがあれば放送されますが、毎日流れているところに現実味を感じましたね。
日本と比べて普段の生活が質素だからあまり目立ちはしないが、来ている服なんかも注意深く観察するとボロボロだったりします。
昨年と比べてやはり経済状況はよくないらしいです。
基金の代表者に寄付金の使途の管理の仕方について提案されたのも、こういう経済的に厳しい状況下だから、やはり途中で抜かれたりするリスクが高まっているからのようです。
戦争が始まると国が貧しくなる。
という現実を感じました。
キエフ以西は治安的に問題はないですが、それでも行く先々で
「戦争をやっているのによく来てくれた」
と言われると何か心苦しいものを感じました。
写真はジトーミルの広場に子供達が描いた”Sun of Peace
10/10〜ウクライナへ再び行くのですが、
昨日は午後になって日本の支援団体の方と現地の双方から
10/25からアエロフロートのウクライナ便が全便欠航になるとの情報が入ってきました。
ウクライナ政府の措置らしいです。
今のところ支障はないですが、穏やかじゃないですね。
いつものことですが。
ウクライナ、ネパールと日本。
全く異なるようで境遇はどことなく似ている。
大国に挟まれていたり、エネルギー資源を抑えられると泣き寝入りするしかなかったりと地政学的に不利な立場がどことなく似ている。
類友みたいなもんだと最近感じています。
去年はウクライナがロシアから石油を止められた。
最近ではネパールがインドから石油を止められた。→こちらも参照
似たようなことが世界各国で起こっていてその度に戦争て、、、それを全部拾い上げてみたら「じゃあ原因はそもそも何なのだ」というのは簡単にわかるような気もする。
日本はどうなのか。
日本人はちょっと頭のネジがハズレたからか、西欧列強に噛み付いて撃退に成功したためリスペクトされ、努力の末に今の地位にいますが
今現在の状況を見ると、経済大国の皮をかぶって物だけは溢れている最貧国としかいいようがないなぁと感じています。
他所を見て本当にそう思う。
物質面、金銭面はやむなしとして、やはり精神的にどこか貧しい。
同じ職場でヨーロッパを始め世界各国を回ってるエージェントが
「日本ほど働いてる国はないのに、日本はなぜか貧しい。技術においては日本に勝る国はない。それなのに貧しい。その原因が未だにわからない。本当に不思議」
という話を聞いて私はこれを
「日本の七不思議」と勝手に決めた。
もしかしたらその分野の専門家に言わせれば理由は単純なのかもしれないが、いつまで経っても抜け出せない状況は七不思議としか言いようがないだろう。
最近のつまらない所感です。
チェルノブイリで建設中の新石棺。
こちらはフランスの業者が請け負っている。
ゾーン内でも業者の新しいクルマが通りかかるのを見かけた。
劣化で中から漏れだすおそれのある石棺。
つまり未だに封じ込めてるだけで何も解決していないってことなのです。
新石棺は遠隔で作業や調査がえきるようにセンサーなど高度な設備が作られるらしいですが、それはつまり放射能自体はどうにもできないということ。
ただただ封じ込めるだけ。