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【フェイク×情報×ロックダウン】

今週たまたま同じニュースの記事を何度か見かけたのですが、ほんとにフェイクの蔓延の仕方はすごいなと驚愕してます。

山梨大病院が発表した0歳児がコロナ陽性だったニュース。

これは私がみた限りでは

「肺炎症状があったのでもしやと思い検査したら

陽性だった。しかし心肺停止の直接の原因とは考えにくい。」

という説明が実際なされていたようなのだが、

そのあとFbのタイムラインで「0歳児、コロナ感染で心肺停止」と受け取るしかない表示のされ方の記事を2つのサイトでみかけた。

それぞれかなりのリアクションがあり、

多数コメントもされています。

(暇だなぁと思う)

肝心な情報が抜けてるので感情に流されてるだけだなぁというのが如実にわかります。

いずれも広告収入が目的の

発信者が明確ではない

ニュース系のポータルサイト。

この手の類のサイトは

広告収入が目的なので

閲覧者が飛びつけばそれでよく

内容の質や真偽は拘っていない。

完全なでっち上げではなく

切り取り方の問題なので厳密には

「フェイク」とは言い難いが、

肝心な情報を切り捨て

不安を煽る点ではフェイクと呼んでも

おかしくはないと個人的には考えます。

こういう表示の仕方は

明らかに不利益をもたらす。

その点では大手マスコミの方が身元ははっきりしてるのでまだましだ。

が、この件に関しての誤解を招く発信元はNH◯のツイートでも見かけたので

頼むぜおい!

と言いたくなります。

常日頃からこの手のサイトには

辟易としていますが、

そこに何の疑いもなく

なんとなく「イイね」とか押してる方々には

もっと辟易としています。

そういう人に限ってこういう非常時に

信用性の低い情報に飛びつき

流されるからです。

そしてトイレットペーパー買い占めてみたり

布マスクのほうがやっぱりいいのかな?

なんて考え始めます。

まず非常時にロックダウンするべきは

こういう責任を持たない悪質なポータルサイト。

まず自らがすべきロックダウンは

不要な情報を自ら選別し

断つことでしょう。

我々はこのことを3.11以降、痛い目を見て

しっかり学んだはずなのですが、

残念ながらそうでもなかったようです。

【そもそも論】

今回の新型コロナ禍中は色んなそもそも論が浮かぶ。

風邪をひいたら極力物は食べない、

水分とってひたすら寝る。

これが治療の基本でたいがいの風邪は治るわけだが、今回のコロナで重症化する方々はそこら辺実際どう対処されてるのだろうか?

重症化した際の大変さばかり強調されており

軽症で治ったケースの背景の詳細がほとんどクローズアップされていない気がする。

ウイルスはあくまで普通の風邪ウイルスであり、

手洗いうがい激励である程度防げるとなると、

対処の仕方は基本に基づけばいいことになる。

そう考えると感染した初期にやるべきことも

そんなに変わらないはずなのだ。

コロナショックで医療崩壊の危機と騒いでいるが

そもそも崩壊は地方からすでに始まっていたでしょ。

当初からの「熱が4日続いたら」という「待たなければわからない」指示がとても気になっており、その間に撃退する術をきちんと行なっているのだろうか?どうなのでしょ?

と気になっている。

重症化は肺奥に深く入って起こるとされているが、普通の人体の構造ならいきなり奥に入り込むわけがない。

病気の進行は段階的に進む。

中医学でも表証、表裏証、裏証と深度がある。

昔から病には深さがあることは先人も知っていた。

表証の段階でしっかり止められるか。

そこがあくまでポイントだと思うのだが。

奥まで入るのただ待ってたらそりゃ侵攻は

早くなるよ、

と素朴な疑問を抱いております。

【病×治療×本質】

身体は心を現す。

色んな身体と向き合って

色んなことを気付かされるこの頃。

今月はひたすら目の前の身体と向き合う時間を

沢山頂いている。

身体と対話すると

病の本質、

治療の本質、

を語りかけてくる。

そしてこれらに気付いてくると

“治せない病はない”というよりは

そもそも”病って消し去るものなのかな?”と

疑問が浮かんでくる。

「政治」、「治安」や「治水」などの言葉があるように「治」は本来「おさめる」ことを意味する。

乱れをなおす。筋道を正す。

さんずいは流れる水を象徴し

鍬を大地に入れるのが

「治」という字の成り立ち。

だから「おさめる」というのが

本来の意味になる。

支配するわけでもなく

制覇するわけでもなく

勝つわけでもなく

整えて正すのが正しいニュアンス。

これが治療の本質であり、

病は「なくせる」ものではなく

「おさめる」ものであると気付く。

マウントしようとする時点で

それは恐れに負けていることになり

おさめることができなくなる。

なぜなら恐怖は過度な緊張とストレスを生み

免疫力をさげるからだ。

病には未病の段階があるように

諸行無常の変遷の中で

身体の中において

常に病は現れては消えを繰り返している。

仮に消せたとしてもまた生じる。

仮に排他できたとしても

また侵入してくる。

そういう自然現象を考えると

やるべきことは

正しく整えて「治める」

のがベストだと気付く。

つまり治療とは癒して治めることになる。

反対に取り乱すことは治療とは程遠く、

逆にマイナスに働く。

乳がんステージ4の方や

強皮症など厄介な患者から

学ぶことは多い。

特殊な治療をこらさなくても

心さえきちんと鎮めて”治め”れば

「この1週間とても楽でした」

という状態になる。

心を鎮めれば

自律神経も整い

免疫力も上がってくる。

そんなに難しい話ではなく、

難しくしているのは人間なのだ。

先月末から祓いの毎日で忙しい。

どちらかといえば

不安をふり”祓う”ほうが正直大変。

「病は気から」

これは気を乱せば病むことを

あらわしている。

身体から病と治療の本質を学ぶと

いま必要なことがなにかは

おのずとわかってくる。

今日も祈りをこめて◯