木々が生い茂るチェルノブイリーゾーン


7月のウクライナは夏真っ盛りだったため、ゾーンの中も草木が生い茂っていて、正直イメージと違い、随分自然豊かでのどかな風景に見えました。

チェルノブイリゾーン30km圏内手前の入口。通過する全ての人がパスポートをチェックされる。
チェルノブイリゾーン30km圏内手前の入口。通過する全ての人がパスポートをチェックされる。

森の中のように見えるが、もともと住宅地の道路。この道の両脇に家が建っていたらしい。
森の中のように見えるが、もともと住宅地の道路。この道の両脇に家が建っていたらしい。

空間線量も携帯したウクライナ製の線量計「エコテスト」では、感覚的には30km圏内は0.1〜1.0μSv/hくらいの間、10km圏内のプリピャチ市内でも1.0μSv/hくらいの感覚でした。
以外と低い。

それでもゾーンのガイドに案内してもらったホットスポットは一気に跳ね上がるところもあって、今回の旅で最高値を示したのは

45μSv/h

貯水池にはホットスポットが。奥の水辺の向こう岸は6号機、7号機の建設予定地だったそうだ。
貯水池にはホットスポットが。奥の水辺の向こう岸は6号機、7号機の建設予定地だったそうだ。
38μSv/h。このあともう少しあがって、最高で45μSv/hを記録。プリピャチにて。
38μSv/h。このあともう少しあがって、最高で45μSv/hを記録。プリピャチにて。

プリピャチの貯水池の水辺だったのですが、これにはさすがに絶句。
原発内の4号機の近くでもここまでの数値はなかったので、何も知らずにうろついた場合、ゾーンのほうが逆に危ない気がしました。。。

今回訪問したサマショールのおじいさんも
「亡くなった人達の理由のひとつは、好奇心で線量の高い所に入ったからだ」
とおっしゃっていたのですが、納得いきました。

知らずに滞在していたら、相当の被曝量になりますから、、、