Facebookで気になる記事をみかけたので自分の考えを述べさせていただきたいと思います。
被災地の熊本に関する内容で
「外部からのカットボランティア
NG」という記事でした。
発信元は大阪の方のようでしたが。
私の福島での毎月の施術活動を通して感じたことを基に述べさせてもらうと、
・ボランティアは地元の同業者の営業妨害になる
これはよく見かける正論っぽい警告文なのですが、
地元の方が発信していれば話はわかりますが、これまた外部の方が言うのであれば、もうちょっと深い部分まで見れないものかと。
福島で毎月施術をしてきて感じたことは
「第三者、外部の人だからこそ話せることがある」ということ。
身体に触れる形態は一番話をしやすいこと。
ニュースで仙台の美容師さんも恩返しで行かれたそうですが、同じ体験をしてる立場であれば気持ちを共有できるので、多少なりとも不安を解消できる効果がみこめる。
被災すると優先順位が変わってくるので、
ボランティアなどで身近にカットする機会ができると、おしゃれをして気分も変わり「また美容室に行こう」という日常のリズムが少し復活します。
適したタイミングはあると思いますが、
カットボランティアで被災者が得られる効果を
もうちょっと考えて欲しいなと。
そのお仕事の本質を見て欲しいなと
そんなこと思いました。
営業妨害になるというなら、
地元業者もまきこんで
次の利益につながる仕掛けもつくって
動いてあげれば
それこそ効果てきめんになるのにな。
被災地のフェーズがどの段階かにもよると思いますが、甚大な災害の中、日常が消えてしまったなかでそもそも正常な経済活動って成り立たないわけですよ。
もちろん業者も打撃を受けるわけなのですが、顧客が消費活動に戻れる体制にならないと、当然通常営業は成り立ちません。
そこを考えれば、サービスを提供する側もまず何をするべきかは自ずと答えが出てくると思うんですよね。
そこに対して「営業妨害になるからNG」と批判を投げかけるだけなのは、一番生産性がない気がしてしまいます(´Д` )
#ボランティア
#営業妨害