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ショウガはエネルギー代謝を高める

ショウガの代謝促進効果、以下のような報告、なかなかすごいと思います。ミトコンドリア新生も助けるとは。

Promotion of Mitochondrial Biogenesis via Activation of AMPK-PGC1ɑ Signaling Pathway by Ginger (Zingiber officinale Roscoe) Extract, and Its Major Active Component 6-Gingerol – PubMed

Abstract

Several studies indicated that ginger (Zingiber officinale Roscoe) enhances thermogenesis and/or energy expenditure with which to interpret the beneficial effects of ginger on metabolic disorders. It is well known that mitochondrial activity plays an essential role in these processes. Thus, this study aimed to investigate the effect of ginger extract (GE) and its major components, 6-gingerol and 6-shogaol, on mitochondrial biogenesis and the underlying molecular mechanisms. Our results showed that GE at dose of 2 g/kg promoted oxygen consumption and intrascapular temperature in mice. The mitochondrial DNA (mtDNA) copy number in muscle and liver increased. Expression levels of oxidative phosphorylation (OXPHOS) related proteins and AMP-activated protein kinase ɑ/proliferator-activated receptor gamma coactivator 1 ɑ (AMPK/PGC1ɑ) signaling related proteins in the muscle, liver, and brown adipose tissue (BAT) increased as well. In HepG2 cells, GE at concentration of 2.5 and 5 mg/mL increased mitochondrial mass and mtDNA copy number. GE promoted ATP production, the activities of mitochondrial respiratory chain complex I and IV, and expression levels of OXPHOS complex related proteins and AMPK/PGC1ɑ signaling related proteins. The antagonist of AMPK eliminated partly the effect of GE on mitochondrial biogenesis. 6-Gingerol increased mitochondrial mass, mtDNA copy number and ATP production, and the activities of mitochondrial respiratory chain complexes in HepG2 cells as well. However, both 6-gingerol at high concentration of 200 µM and 6-shogaol at 10 to 200 µM inhibited cell viability. In conclusion, GE promoted mitochondrial biogenesis and improved mitochondrial functions via activation of AMPK-PGC1ɑ signaling pathway, and 6-gingerol other than 6-shogaol, may be the main active component. PRACTICAL APPLICATION: Ginger (Zingiber officinale Roscoe) is a food seasoning and also used as a medical plant in alternative medicine throughout the world. Here, we demonstrated that ginger extract (GE) promoted mitochondrial biogenesis and mitochondrial function via activation of AMPK-PGC1ɑ signaling pathway both in mice and in HepG2 cells, and 6-gingerol may be its main active component. Ginger, with anticipated safety, is expected to be a long-term used dietary supplement and be developed into a new remedy for mitochondrial dysfunctional disorders.
— 読み進める pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31369153/

概要

いくつかの研究は、ショウガ(Zingiber officinale Roscoe)が、代謝障害に対するショウガの有益な効果を解釈するための熱発生および/またはエネルギー消費を高めることを示しました。 ミトコンドリアの活動がこれらのプロセスで重要な役割を果たすことはよく知られています。 したがって、この研究は、ショウガ抽出物(GE)とその主成分である6-ジンゲロールと6-ショウガオールがミトコンドリアの生合成とその根底にある分子メカニズムに及ぼす影響を調査することを目的としています。 我々の結果は、2g / kgの用量のGEがマウスの酸素消費と肩甲骨内温度を促進することを示した。 筋肉と肝臓のミトコンドリアDNA(mtDNA)のコピー数が増加しました。 酸化的リン酸化(OXPHOS)関連タンパク質およびAMP活性化プロテインキナーゼɑ/増殖因子活性化受容体ガンマ共活性化因子1ɑ(AMPK /PGC1ɑ)シグナル伝達関連タンパク質の筋肉、肝臓、褐色脂肪組織(BAT)の発現レベルも増加しました 。 HepG2細胞では、2.5および5 mg / mLの濃度のGEは、ミトコンドリアの質量とmtDNAのコピー数を増加させました。 GEは、ATP産生、ミトコンドリア呼吸鎖複合体IおよびIVの活性、OXPHOS複合体関連タンパク質およびAMPK /PGC1ɑシグナル伝達関連タンパク質の発現レベルを促進しました。 AMPKのアンタゴニストは、ミトコンドリアの生合成に対するGEの影響を部分的に排除しました。 6-ジンゲロールは、ミトコンドリアの質量、mtDNAコピー数、ATP産生、およびHepG2細胞におけるミトコンドリア呼吸鎖複合体の活性も増加させました。 しかし、200 µMの高濃度の6-ジンゲロールと10〜200 µMの6-ショウガオールの両方が細胞生存率を阻害しました。 結論として、GEはAMPK-PGC1ɑシグナル伝達経路の活性化を介してミトコンドリアの生合成を促進し、ミトコンドリア機能を改善し、6-ショウガオール以外の6-ジンゲロールが主要な活性成分である可能性があります。 実用的なアプリケーション:生姜(Zingiber officinale Roscoe)は食品の調味料であり、世界中の代替医療の薬用植物としても使用されています。 ここでは、ショウガ抽出物(GE)がマウスとHepG2細胞の両方でAMPK-PGC1ɑシグナル伝達経路の活性化を介してミトコンドリアの生合成とミトコンドリア機能を促進し、6-ジンゲロールがその主要な活性成分である可能性があることを示しました。 安全性が期待されるショウガは、長期的に使用される栄養補助食品であり、ミトコンドリア機能障害の新しい治療法に発展することが期待されています。

Is sunspot activity a factor in influenza pandemics? – Qu – 2016 – Reviews in Medical Virology – Wiley Online Library

Introduction: The 2009 AH1N1 pandemic became a global health concern, although fortunately, its worst anticipated effects were not realised. While the origins of such outbreaks remain poorly understood, it is very important to identify the precipitating factors in their emergence so that future pandemics can be detected as quickly as possible. Methords: Descriptive epidemiology was used to analyse the association between influenza pandemics and possible pandemics and relative number of sunspots. Non‐conditional logistic regression was performed to analyse the statistical association between sunspot extremes and influenza pandemics to within plus or minus 1 year. Results: Almost all recorded influenza/possible pandemics have occurred in time frames corresponding to sunspot extremes, or +/– 1 year within such extremes. These periods were identified as important risk factors in both possible and confirmed influenza pandemics (odds ratio: 3.87; 95% confidence interval: 1.08 to 13.85). Conclusions: Extremes of sunspot activity to within plus or minus 1 year may precipitate influenza pandemics. Mechanisms of epidemic initiation and early spread are discussed including primary causation by externally derived viral variants (from space via cometary dust). Efforts to construct a comprehensive early warning system for potential influenza and other viral pandemics that include analysis of sunspot activity and stratospheric sampling for viral variants should be supported.
— 読み進める onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/rmv.1887

はじめに:2009年のAH1N1パンデミックは世界的な健康問題になりましたが、幸いなことに、その最悪の予想される影響は実現されていませんでした。 このような発生の原因はまだよくわかっていませんが、将来のパンデミックをできるだけ早く検出できるように、発生の原因を特定することは非常に重要です。 方法:インフルエンザのパンデミックとパンデミックの可能性、および黒点の相対数との関連を分析するために、記述疫学が使用されました。 黒点の極値とインフルエンザの流行との統計的関連をプラスマイナス1年以内に分析するために、無条件のロジスティック回帰を実行しました。 結果:記録されたインフルエンザ/パンデミックの可能性のほとんどすべてが、黒点の極値に対応する時間枠で、またはそのような極値内で+/- 1年に発生しました。 これらの期間は、インフルエンザの流行の可能性と確認された両方の重要な危険因子として特定されました(オッズ比:3.87; 95%信頼区間:1.08から13.85)。 結論:プラスマイナス1年以内の極端な太陽黒点活動はインフルエンザの流行を引き起こす可能性があります。 エピデミックの開始と早期の広がりのメカニズムは、外部から派生したウイルス変異体による一次的な原因を含めて議論されています(宇宙から彗星の塵を介して)。 太陽活動の分析やウイルス変異体の成層圏サンプリングを含む、インフルエンザやその他のウイルスパンデミックの可能性に対する包括的な早期警報システムを構築する取り組みを支援する必要があります。

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太陽の黒点活動の低下する前後年とパンデミックには相関がみられる。

こういうデータからパンデミックはある程度予測が可能だったことがわかる。

さらに別の研究では春分秋分には電離層に穴が空き宇宙線や太陽風が強まることが考えられる。つまり身体に負荷がかかる。感染症が流行するのも不思議ではない。

新型コロナもこのタイミングに沿ってピークが起こっている。

抗エストロゲンによる子宮頸癌のリスク低減

Antiestrogen use reduces risk of cervical neoplasia in breast cancer patients: a population-based study

(抗エストロゲンの使用は、乳がん患者の子宮頸部腫瘍のリスクを軽減します:人口ベースの研究)

https://www.oncotarget.com/article/12957/text/

“エストロゲンは、トランスジェニックマウスの研究によって頸部発がんの必要性であることが証明されています。 長期の抗エストロゲン使用が子宮頸部異形成の発生率を低下させることができるかどうかを判断するために、抗エストロゲン療法の有無にかかわらず、42,940人の乳がん患者の人口ベースのコホートが台湾国民健康保険データベースから特定されました。 すべての患者は、最も重篤な形態の子宮頸部異形成について、または死亡するまで追跡された。 子宮頸部異形成のリスクをCox回帰分析と比較し、年齢、パパニコロウ塗抹標本密度、および化学療法について調整しました。 アロマターゼ阻害剤(AI)を含む抗エストロゲン使用者は、5年間の追跡分析で一貫して低悪性度子宮頸部異形成のリスクが低いことを示しました[調整済みハザード比(HR)= 0.42、95%CI 0.29〜0.64、P <0.0001] 定期的なPapスクリーニングのサブグループ(HR = 0.32、95%CI、0.20〜0.50、P <0.0001)。 定期的なスクリーニング群(HR = 0.49; 95%CI、0.27〜0.90; P = 0.0212)、特に50歳以上の群(HR = 0.0212)でも、高悪性度子宮頸部異形成の発生率が10年低いことが認められました。 0.34; 95%CI、0.14〜0.80; P = 0.014)。 低悪性度子宮頸部異形成に対するタモキシフェンのみの使用の保護効果は、若年の定期的スクリーニング群でのみ見られました(HR = 0.67; 95%CI、0.48〜0.93; P = 0.0167)。 AIを含む抗エストロゲンの長期使用は、子宮頸部異形成のリスクを低下させました。”

【発症抑制?それって無症状感染者では?】

【発症抑制?それって無症状感染者?】

案の定、日本でもワクチンは

「感染は防がないけど発症は抑える」

と目的がすり替えられてきましたね。

「イスラエルの研究によると

感染は防げないが

94%発症を抑えられる

92%重症化を抑えられる

よって有効です」

ワイドショーでこんな情報を提示されて

あぁ素晴らしい、

これでやっと…と

受け取れるものなのでしょうか?

“感染は防げないが

発症は抑えられる”

これがもたらすものは、

日本が世界で先駆けて騒いでいる

マスクに並ぶ伝家の宝刀

“無症状感染者”に他なりません。

「いやいや今回の遺伝子ワクチンは

抗原は使っていないから」

という反論はナシです。

なぜならば、

感染は防げず発症が抑えられるのならば、

仮にどこかで知らずに感染したら

同じ無症状感染者になるからです。

しかも発症を抑制されるから

感染してもわからないことになります。

その時人ごみを避けて

安静にしなくていいのでしょうか?

わからないからできません。

「抗体によって抑えられるのだから安全だ。」

抗体って感染させないためのものでしたか?

抗体は別に他者への感染を

防ぐためのものではありません。

当たり前ですが、自分の体内を守るものです。

感染した際に体内から侵入者やゴミを

排除するチリトリです。

(そしてこのチリトリに特異性はありません)

排除するから発症を抑えられるのです。

発症を抑えられれば他者へ感染はさせません。

よく考えてみましょう。

これって無症状感染者も同じですよね。

「何を言っている、無症状感染者は抗体を持っていないから感染させるんだ!」

いや、発症抑えられる人は

感染させないんでしょ?

そういう理屈でワクチンやるんでしょ?

ではなぜ抗体を持っていなくても

無症状感染者は症状を

抑えられているのでしょうか?

答えはエネルギー代謝が回って

免疫が機能しているからにほかなりません。

エネルギー代謝がまわり

免疫がきちんと機能している健常者は

抗体は持っていなくとも

貪食細胞の働きで

感染した場合にも発症は抑えられます。

(エネルギー代謝が高いと細胞のバリア機能も高いのでそもそも感染しにくい)

これはワクチン接種者の

“感染はしても発症は抑えられる”

と見かけ上は同じ状態です。

唯一のちがいは抗体があるかないかだけ。

しかしこれまでの研究でも

必ずしも抗体は必要でなく

貪食細胞が機能すれば

感染症は防げることがわかっています。

ここまで話の流れを書いていて、

「マスクしたからインフルは減った、

マスクしないからコロナは減らない」

この構造とずいぶん似てる気がするなと

思いました。

オレオレ詐欺に引っかかる人が後をたたないのも

なんだかわかる気がしてきます。

スジを通して判断できないと

うまく言いくるめられやすいですからね。

そもそも「ワクチンは感染を防ぐため」

という触れ込みで期待され、

その感染を防ぐために

飲食店は不要な自粛で痛手を被り

我々は経済的にも精神的にも痛手を被り

導入を待っていたのに、

肝心の感染を「防げない」では

もはやこれは詐欺でしかないでしょう。

いかにやっていることが無意味なものか

日に日に明らかになっていきますね。