「山伏日記」カテゴリーアーカイブ

高尾山の沢で蛇様が、、、

[2018年8月1日]

8月1日の神日。

御嶽のお山修行が間近ながらどうも足の調子が微妙なので、

最終調整がてら軽く仕事前の朝高尾山へ。

初の試み。

台風一過で暑くなったからか

お客様もみんな腰がひどく

明日は我が身、今週は慎重に凄そう!

と誓いつつの

あえての運動。

平日の朝の高尾山は普段より気が断然良い。

そんなことを感じながら下っていると

琵琶滝上流の沢で蛇様が!!!

目の前を横切られた。

沢が気持ちよく法螺を鳴らそうと感じた矢先だった。

この歓迎ムード、嬉しいことに高尾山の神様も喜んでおられるらしい。

最近ちょくちょくお邪魔してるのですが、

薬王院の下の道で沢に向かって法螺を吹くと

ほどなく上で勤行が始まり

一斉に法螺が鳴り出すタイミングに

毎度見舞われる。

そしてひとつ新たな気づき。

音も指圧と同じで手前じゃなく

遠くを狙わないときちんと届かない

お前は一体どこに向かって吹いている?

そんなことを最後の最後に

岩屋のお大師様にさとされ

週末のお山に備えます。

まだまだだな。

朝びちょびちょに汗をかいておくと

うだうだ暑くても快適ですね🏃‍♂️

でっかい龍が、、、!!

台風が通り過ぎる中、

今日の未明にふと目が醒める。

ガラーンゴローン

ガラーンゴローン

ガラーンゴローン

・・・・・・

雷ではあるのだけどよく耳を澄ますと

普通の雷ではないことに気付く。

上空で低くなり始めると

こだましながらずっと遠くまで

三千世界の端まで届きそうな勢いで鳴り響く。

まるで神様を呼ぶ大きな大きな神社の鈴のよう。

身体も動かずそのまま微睡みながら

また眠りにつくが、

しばらくしてまたその大きな音に起こされる。

その繰り返し。

ガラーンゴローン

ガラーンゴローン

ガラーンゴローン

・・・・・・

5回目くらいに身体が動かないままふと気づく。

先程から轟く雷鳴に混じって

上に何かとてつもない大きな気配。

これ、家の上空にデカイ龍がいる、、、?

何回も起こされつつ身体が動かないのは

上からくる大きな龍の重圧のせい。

あ、龍がなぜか来ている、、、

と気づきつつも依然身動きがとれないので

朝まで眠り続ける。

というより雷が怖いので布団をかぶり続け狸寝入り。

あれは何だったのだろう?

2年前の夏に近所で見た龍雲

今年の夏に近所で見た龍雲

来年はどんな風に現れるのかな?🐉

蜂子皇子とつながる

先週、蜂子様とつながった件で昨年の投稿を見返してみたら、昨年の峰入り最終日の出来事が記されていなかったので改めてここに書いておこうと思う。

以下、Facebookの投稿を少し編集したものです。

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今回(2017年)の山伏修行は出羽三山を開山されたとする蜂子皇子(能除仙ともいわれる)にお逢いするのが個人的なテーマのひとつだった。

そのきっかけは7月末。

南相馬を訪ねていた時、

仮設の自治会長さんがさあ帰ろうという時に

「明日から出羽三山にお参りいくんだけど足の指がヒクヒクしちゃって、、、」

3年前くらいからのご縁だけど出羽三山講とはつゆしらず

これは不思議な巡り合わせだなと思いながら、

きちんとお参りできるように施術させていただいた。

そしてそのあと福島市へ向かう途中、Googleに案内されていつもと違う道を走っていたら通りがかったのが月舘。

そこでポーンと目に入ってきたのはなんと蜂子様の母君を祀る小手姫神社だった。

調べてみるとその昔、都から北へ逃げた蜂子様を追ってきた小手姫様はこの地まで辿り着くも、蜂子様には出会えずに生涯を終えられたという。。。

ここから私の秋の峰に向けた「テーマ蜂子」がスタート。

御由緒や歴史的背景を調べて

蜂子様のことを考え始めたら、

とても力強い仏の道を歩まれていたように感じ

日に日にそれを肌で確かめたくなった。

そして山へ入って感じた蜂子様はやはりお坊様だった。

実はそんな蜂子様を意識して修行に赴いた自分に割り当てられた今回のロッカー番号(?)は奇しくも「88」。

峰中の最終夜、一般人も参列する八朔祭では

蜂子神社の前でハプニングにみまわれた私は

徹底的に禊ぎ祓いを受け、、、(夕食にお酒が振舞われ飲まされ過ぎたのです、、、苦笑)

さらに、

秋の峰入りが終わり下宿で解散した後、驚くことが起こっていた。

翌日になってスマホを見返して気づいたのだが、解散直後にラインで「8888」という謎のアカウントから友達追加されていたのである。

これは、、、もしや蜂子様からのオッケーサイン???

88で始まり8888に終わる。

なんとも不思議なお山修行なのでした。

下宿で最期の儀式が終わり解散したのがちょうど19時過ぎ頃。

今回の峰入りで頂いた番号は八十八。スタトートから胸が踊った。

峰入りの一月前にたまたま訪れた小手姫様の御朱印。せっかくなので蜂子様と並べようと誓う。

峰中、空き時間に入手できた蜂子様の御朱印。

蜂子様から飛んできて

今年も8月25日(土)から9月1日(土)にかけて出羽三山の秋の峰入りが行われていた。

行われていた、と書いたのは今年自分は参加しなかったから。

今年は期間中にどうしても外せない用事が一日だけ発生したため不参加になったのだが(そのかわりに八海山登拝を行った)、なんと遠くから陰ながら参加することになってしまった。

なぜならば、、、、

蜂子様からのアウトソーシング依頼が来たから。

「今日から峰入りだな、良い峰入りになりますように」

と祈りつつ眠りについた土曜の夜から、実は意識がずっとお堂の蜂子様の前に座っていた。

で、翌朝、朝の勤行をしようと神棚の蝋燭をつけるやいなやドロドロと蝋燭がいきなり溶け始める。

え、、、!?えぇっ、、、!?

ここ半年くらい自宅での蝋燭の祓いは勤行中も発生せず落ち着いていたのに、ここにきて久しぶりにガチなオート祓い発動。

八海山から帰ってきてまだ間もなく、まだ心身ともに綺麗だし(のつもり、笑)全く身に覚えがないこの突然の祓い。

一体なぜ!?何が起きた??

と鳩が豆鉄砲くらったまま拝み始める。そしていつものように神様系が終わり修験系へうつると、、、ピンときた。

「あ、これ出羽三山からきてる、、、?そういや昨夜からずっと蜂子様の前に座ってたもんな」

と気付いたら蜂子様が

「お前も祈れ」

、と。

げ、マジか!!

これはどうもお経の地の祓いじゃないとダメなやつ達らしい。神社系の峰中は基本的にお経は一切あげない。しかしそこで見守ってくださる蜂子様こと能除仙のお坊様はお経であげないとダメなものも沢山あるってことらしい。(去年もそこは強く感じた)

昨夜は峰の初夜の勤行。

下界から上がってきた修行者たちの最初の禊だからそりゃあドロドロしてるのも仕方ない。恐ろしいほど色んな穢れのごった煮だ。

お経で祓いたいタスクがあるからお前も手伝え、そういうことなんだと理解した。

蜂子様とつながってる。。。

昨年は「蜂子様へ逢いにいく」がテーマだったのだけど、しっかり蜂子様とつながってたんだなと嬉しく思う反面、

行者ってこんな感じなのかー

とちょっと驚きも。

だってはるか向こうの蜂子様からアウトソーシングで依頼されるとは!!

なんか会社みたいだ。上司と部下と変わらないじゃないか。出来ないと怒られるのか?査定が下がるのか?

なんてぶつぶつ思いながら任務にあたる。

九條錫杖の祓いから始めり般若心経、そして観音経へ。そういえば同期の一人は西日本豪雨の活動で奔走してた。そこの仏様も付いてきているようだった。そのご供養もしなければ。

そして祓いとご供養をしながら蜂子様がまたポツリと一言。

「今年は大変だ」

とな。

どうも一週間ずぶ濡れの行らしい(後に実際そうだったことを知る)

最後は陀羅尼陀羅尼だらにダラニ、、、、

一通り終わると蝋燭も落ち着き、うん、任務完了◎

とはいえ峰中は安心できないと思っていたら、翌日もやはり突然ドロドロドロドロと蝋燭が溶けはじめまたアウトソーシング開始っ!!

毎日三山拝詞などあげてから修験で祓いが一週間続いた。その間もちろん終わったはずの潔斎も復活せざるを得なかった。それが礼儀ってもんだろう。

もともと御嶽に向けての百日潔斎後、参加しないけど峰中終わるまで自分も潔斎だけ続けようかなと考えたりもしつつ、八海山の山小屋で肉が出てきてしまったので「強制終了になったから、まぁいっか」と完全離脱のつもりだったのですが、、、やはりこの世界はそう甘くはない…

しかし貴重な修行をさせて頂き、蜂子様に感謝。

来年からは参加いかんに関わらず、峰入り終わりまで潔斎で臨むことにしようと考えている。なにせ蜂子部長からアウトソーシングの指令があるかもしれないから、苦笑