修行三昧〜せんし.com

山岳信仰の里の行者&鍼灸師です。科学と信仰の統合を。

陰陽五行論の基礎講座①「陰陽思想」

東洋医学では考え方の軸として

「陰陽五行思想」

をつかいます。

鍼(はり)やお灸、漢方などみなさんがご存知の東洋医学も
この「陰陽五行思想」をベースに治療方法が展開されているのです。

東洋医学って西洋医学と対比して「医学」と呼ばれますが、
ベースが思想なので「哲学」という呼び方が適しているんじゃないか?
そんな気がするこの頃です。

まずは陰陽五行の「陰陽」について説明します。

陰陽論はこういう図が用いられます

キョンシーを知ってる世代は見たことありますよね、笑

この丸が宇宙です。

白が陽、黒が陰

陰陽は違いに混じりあい、バランスを取り合いながら存在します。

小さい黒丸と白丸は「陽の中の陰」「陰の中の陽」を意味します。

陰陽思想は自然界や社会には

「相対」して

「相関」する

2種類の性質があるということに

昔の人が着目した考え方です。

この世は無の状態からはじまり

そこに宇宙ができました。

そしてそこに存在するものには

相反する二面性という性質があることに気付いたんですね。

光があるから影がある。

空があるから大地がある。

陽は昇ればやがて沈む。

男がいれば女もいる。

いろいろなものを当てはめて考えてみると

確かにこの世のあらゆることは陰陽にわけることができるかもしれない。

そう感じていただけたのではないでしょうか。

そして陰陽には次の五つの性質があるといわれています。

互根(依存)ー一組の存在であり、どちらか一方を欠いては存在しえない

対立ー相反する性質をもつもの

制約ー互いに制約をしながら平衡を保つ

転化ー一定の条件下で、陰が陽に、陽が陰にその性質が変化(転化)すること

可分ー事象の内容を、さらに無限に陰と陽にわけることもできる

互根は先ほども例にあげた「光と影」の関係がわかりやすいですね。

対立は「火と水」が例にあげられます。火は温め、上昇させる。水は冷やし、下降させる。

制約は私たちの体内でも起きています。ペーハー(pH)という言葉はきいたことありませんか?

私たちの体はpH7.4という中和された状態が基本的な状態となり、それが酸性になりすぎてもアルカリ性になりすぎても生きていけなくなります。どちらかに偏ってしまった時、体内ではそれらを中和(制約)するために酸性イオンやアルカリ性イオンが放出され、たもたれています。

転化は「人生山あれば谷あり」といえばわかりやすいでしょうか。

物事はなんでも絶頂期が続くわけではなく、かならず絶頂がくれば下降してどん底がきます。株などの投資の世界でもそうですよね。

可分は陽の中にも「陰と陽がある」、そうやって細かくわけていけるという考え方です。上昇期の中でも下降する時間帯はかならずあるといったところでしょうか。これはフラクタル構造でもあり、森羅万象を考える上で重要な考え方ですが、詳しいことはまた別の機会に。

以上、陰陽についてのお話でした。

次回は五行について考えていきますね。

#陰陽
#五行
#東洋医学

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