修行三昧〜せんし.com

山岳信仰の里の行者&鍼灸師です。科学と信仰の統合を。

一年前に吠えてたこと

‪宗教者は人を導く立場なのだから
誰よりもリアリストでなければならない
とコロナ災禍で日に日に強く感じている。

そして自然と向き合う修験者はその中でも
誰よりもリアリティを持たなければ
ふだん修行してる意味がないと思う。

これは私が医療というものに
踏み込んでいるからかもしれないが
昔の修験者は医術の領域も
役割として担っていた。

生命=自然=神の世界=宇宙

われわれが生かして頂いている
現実世界をありのまま受け入れることは
妄想にとられている己に気付き
その気付きは”知”を授けてくれる。

そしてその知は
人が生み出す妖や
まやかしの世界を退く
不滅の力となる。

人事を尽くした先に初めて
天に、神にお任せできるのだから、

可能な限りのリアリティを尽くさねば
届く祈りも届かないだろう。

人事を尽くさない神頼みは
それこそ丸投げの無責任な
他力本願でしかない。

信仰と向きあう

それは今生きているこの世界と
向きあうことであり、

清濁ふくめた現実と向き合う

そういうことではないのだろうか?

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テーマの著者 Anders Norén