西洋医学の基本的な考え方は
一元論といって
物質(器官)がまずあり
そこに機能が付随していく。
物質(器官)ありきだから病態毎に
どんどんどん細分化していくしかないので
◯◯科というものに沢山分類されて
結局どの科へかかれば良いのかわからなくなる。
東洋医学の基本的な考え方は
二元論といって
まず働き(気血津液)があり
そこに物質(消化管、骨、筋肉などの物質)
が従う。
どちらが正しい
どちらが良いかというよりは
状況によって考え方のベースを切り替えていくほうが、応用力の幅が広がる。
言葉というのもここに当てはめられるなと
ふと考えた。
「言語」としての言葉は一元論的であり、
細分化されるものであり、
情報を伝える・分類するという
機能的なものとして利用される。
ラベルとして機能するが
そこに本質や真実は備わっていない。
一方で
「言霊」としての言葉は二元論的であり、
そこにはまず働きがある。
言霊の作用は私たちの感情を動かし
祈りとなって届き
物質世界にも影響を及ぼす。
言霊じたいに治す力もあるので、
東洋医学にもマッチする。
言語と言霊。
この2つもまた状況にあわせてベースをどちらに重視するかで、その効果もきっと変わってくる。
機能的な問題で伝わっていないだけなのに
「言霊できっとこの気持ちは届くはず」
と思って言い続けても
いつになっても伝わるはずがありません、笑
言葉の難しさはそこにあるのかも、
とふと思った次第です。