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【病×平癒×泡雪】

祝詞辞典に目を通していたら
出羽三山神社からの出典が多数の著書だった件。

その中でも病気平癒祈願の一節が
心に響きました。

「…悩む病を春の泡雪の消ゆるが如く迅く速けく癒し給ひ…」

病が春の泡雪が消えるように速くなくなってくれと、、、なんとも雪国らしい表現が憎い。

しかし現代病の慢性疾患は
そんな簡単に消えるものではないのが現実。

「慢性」と呼ばれるように日々の食事や習慣からのプーファや毒物摂取による積み重ねが大きな要因をしめる。

積み重ねによる病気は
その逆の積み重ねでしか癒えない。

治癒や健康も日々の積み重ねです。

そして体質改善の目安は最低100日。
(百日でスタートラインに立てる、という意味あい)

実践によりもたらされる変化、
そしてその習慣化、定着化、
定着化した変化の季節変動の中での 
融和の確認など、

これらを踏まえても
四半期の約90日+αは
一番理にかなってるのではないかなと
感じるこの頃です。

九頭龍神社

先週末、九頭龍神社へ参拝してまいりました。旧街道の畑宿から飛竜の滝を経由し、芦之湯へ。そこから結局バスで元箱根へ辿り着き、途中まで歩いてみようと思ったらバス停がなく最後まで歩く羽目に、、、芦ノ湖周辺には卒塔婆のようなものがあったり、よく調べていくと色々面白そうでした。

芦ノ湖湖畔の卒塔婆
芦ノ湖湖畔の卒塔婆

有料の九頭龍の森へ入りすぐの白龍神社へまず立ち寄ると、なにやら覚えのある感覚が頭に、、、祝詞をあげてからよく見てみると、鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社と同じ紋様が!!あそこの洗い場の横の蛇神様と同じらしい。なるほどねぇ。

白龍神社
白龍神社

紋様が銭洗宇賀福神社と同じだった。
紋様が銭洗宇賀福神社と同じだった。

そして思ったほどすれ違う人が少ない道を歩き九頭龍神社へ。
IMG_7285呼ばれてたからか強い神様だからか、頭にガンガン響いてくる。「わかってますわかってます。ちょっとお待ちくださいね。」手水舎で清めていざお参りしようと思ったら賽銭箱の横に女性がひとり微動だにせず、一身に拝んでいる。邪魔しては失礼かと思い、少し待ってみたが微動だにせず。とても真剣にお参りされている様子をみて「もしかしてこの方のために祝詞をあげろってことなのかな?では失礼して、一緒にあげさせていただきます。。。」
天津祝詞をあげる。
女性は一切微動だにせず。
この方本当に真剣なお願いごとだ!!
そして神様、(お前は持ってきた数珠を出しなさい)という雰囲気。
いそいそとお数珠をリュックから取り出す。
少し離れた東屋にはお参り終わったカップルがくつろいでいたが、祝詞をあげていた私が今度はいかつい数珠をとりだす様子みて何やらざわついていた。

九頭龍神社の写真を撮り忘れた。無念。
九頭龍神社の写真を撮り忘れた。無念。

(では、、、龍神様の祝詞を、、、)
とあげ始めたと同時に、横の女性が祝詞をあわせてあげはじめた!!
(え!???この方何者?)
と驚いた瞬間、祝詞が頭から吹っ飛んだ。
(あーー、どうしよう完全にとんだ。。。)
しかし横を見ると女性はまだ微動だにせず祈っていた。
気を取り直し、この方のためにもしっかりあげねばと思い、祝詞本を取り出し頭からやり直し。
(横の方、やり直しでかっこ悪くて申し訳ありませぬ。でもしっかりあげさせていただきます)

高天原に挫し挫す、、、、
(龍神様、余計なお世話かもしれないのですが、この方はよほど真剣なお願いをされているご様子。私には彼女のお願い事がわからないのですが、純粋なものでしたらどうかよきにはからっていただけないでしょうか。)
、、、恐み恐み曰す、、、、、えいっ!!!

残響音が辺りに響き渡る。
龍神様の声がやむ。
なんとか届いたようだ。

横の女性を見ると微動だにせず、まだ祈っている。

(では私はお先に失礼します)
と神社をあとにした。

あの女性の祈りが届いていますように。