鍼灸師を目指してこれから医療専門学校に入ろうかと考えている方向けに、都内においての学校の選び方について少し書いてみたいと思います。
現在わたくしせんしは鍼灸学校の教員養成コースに通っております。そのため都内はじめ全国各地の鍼灸学校の卒業生がクラスメイトとして集まっているので、学校によってカリキュラムがこんなにちがうのか!ということを痛感しました。
ひたすら国試合格重視で毎日テストテスト、実技にあまり重きが置かれていない学校。
実技重視で中国鍼の授業まであり臨床実習でもばんばん鍼を打たせてくれる、その一方で国試前でも国試対策授業は週に一コマくらいしかなくほぼ自力で勉強しなければいけない学校。
東洋医学重視で東洋医学のレベルはピカイチだけど西洋医学的な検査法とかは全く知らないまま卒業する学校。
などなど都内の鍼灸専門学校を比べるとほんとに特色がそれぞれで一長一短です。
臨床実習も東洋医学と西洋医学にバランスよく触れる学校もあれば、西洋オンリー、東洋オンリーでもう片方は本当に知らない・やっていないというクラスメイトも実際にいます。また処方までは考えるけど実際の治療はさせてもらえない学校もあれば、患者を一人一人担当して治療させる学校もあります。
通学経路や学費の都合もありますが、学校によって教わることが本当に千差万別なので「これがやりたい!」というものがある方はご自分の理想と合致するカリキュラムか、よく吟味して学校を決められることを強くオススメいたします。
そこが初めからズレてしまうと3年間が苦痛なものになる可能性もありますので。
どの学校がどうだ、とここでは流石に具体的に書けないのでご了承下さい。
ご参考までに。
(あくまで2018年度の話であり、母校も今年から厚労省のお達しにあわせてカリキュラムが大幅に変更されました。よってほかの学校も変化があるかと思われます。)