先週の南相馬訪問。先輩行者さんが福島の人達のために作ってくれた「夢御守」なる手作り御守を、いつもお世話になっている仮設の自治会長さんにさし上げてきました。「これ夢守りと言って、、、」ときちんと説明してお渡ししたら、「夢、大事よねぇ。。。うちのお父さんが、、、」と旦那さんがいつもうつむいているという悩みを打ち明けられました。旦那さんはもともと定年後、畑で汗を流していたそうなのですが、その畑がなくてなかなか前を向けないようです。何か良いきっかけが作れればいいのですが、、、、
その後、別のお世話になっている社長さんのとこに伺ったら、やはりここでも夢の話。
「ここで夢なんてみれないよなぁ。。。」
原発事故で一番問題なのは若い世代が一気に抜けたこと。南相馬では他の日本の地域より10早く高齢化社会がやってきたことになるそうです。(ただ、逆にいうとこれからの日本は今のままだと南相馬と同じような状況に十分なりうるということです。)そこの抜け落ちた労働力をどう確保するか、社長さんはあれこれアイディアを出していました。一番の問題はここなんですよね。どうやって高齢化社会を支えるのか。
しかし今回案の定「夢」がテーマになったのですが、皆さんの夢を一つずつお聞きすることって必要なきがしました。目標とか展望をもって必死に過ごしていらっしゃるわけですが、それをやりきるためにもささいな「夢」はとっても大事です。その夢を見つけるのがここではまだ難しいようです。夢を見つけるお手伝い、できないものか。。。
Facebookで富岡町の松村さんの記事をみかけたのでちょっと昨年の2月のことを思い出しました。
昨年2月に香港の英語新聞の南華早報(South China Morning Post)のご一行が取材のため来日し、案内役をかって出ました。
最初は南相馬で終わるはずが、カメラマンが「富岡にどうしても会いたい人がいる」とかいって、強行スケジュールで警戒区域を迂回しての富岡町入り。そして震災直後から動物達の面倒を見ている松村さんに出会いました。動物達もすごくひとなつこくて、松村さんの人柄がよくわかりました。懐かしい、、、、お元気かな。
その時の取材で南華早報が作った映像があるのでもしよければこちらを↓
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福島のことについて色々考えて、自分なりにできることを見つけて動いてきましたが、やっぱり未だによくわからなくなることもあるんですよね正直。
そんな時に頭をクリアにしてくれるのが先週発売されたこの一冊。
いわき出身でもある開沼博氏の『はじめての福島学』。
続きを読む はじめての福島学 →
通常は南相馬の仮設集会所に宿泊するのですが、今回は夕方に福島のNPO花見山を守る会へ移動して宿泊。福島で泊まる時はいつも駅下の極楽湯で疲れをとります。広くて好きですけど、洗い場の蛇口から水が出ないのが難点なのですよね。しっかり水をかぶりたいのに、、、、
翌朝、6時に目が覚めると雪が降り積もっていた。
外の神棚へ行きこっそりと朝のお勤めを。「本日も宜しくお願いします」とご挨拶。よく見るとここって龍神も祀られているんだなぁと新発見。
お勤め終わるタイミングで、花見山のおじいちゃんが登場。暖炉の薪くべをお手伝いしました。暖炉でしばらく炎を見つめながら、お不動様を観想してみたり。火を見てると落ち着きますよね。
それからメンバーも皆起きだして朝食。
始動の準備が整ったところで、先輩行者さんに「Kさんにも言ったんだけど、『時間前倒しで』って言われたから」と言われる。
(ん!?誰に言われたんですか?)
と一瞬疑問に思い、すぐに気づく。
(あ!それはいかんなぁ)
そこから先方に電話したりして一日のスケジュールを組み直し15時にはあがれる予定にする。でも、こういう時に限って花見山のサロンにお客さん(避難者の方々)がたくさんいらっしゃる。雪降ったので来ないだろうと思いきや、続々といらっしゃる。毎月楽しみにいただいていることは本当にありがたいです。普段よりちょっと施術時間が少なかったのが申し訳なかったです。
午後はこひつじ幼稚園へ移動。私は2ヶ月ぶりの訪問。ここ半年で子供たちの迎えてくれる表情が随分変わったんですよね。笑って迎えてくれる。最初は警戒された気がする(笑)
予定通り15時で終わり、花見山へ皆さんを迎えに行きいざ帰京。
その前に私は送迎してもらい別メニューへ移る。
いつもお世話になっている保育施設へ温熱&お加持をしに行きました。
今回私は夜に仙台へ移動するため、そらまめさんの時間にあわせて施術させていただくことに。
最近色々ありお疲れのご様子だったので、絶対行かなくては!と思っての訪問でした。
山岳信仰の里の行者&鍼灸師です。科学と信仰の統合を。