原因と結果のとりちがい

火渡りを終えてそのままその日は

久々に大学の同期をたずねて新潟の燕へ。

同期の旦那と毎回、歴史や政治の話を飲みながら議論するのだが、今回も色々とお互いの情報を交換し合った。

その中で環境問題の話も出てきた。

「二酸化炭素上昇は何に依存すると思う?」

と急にきかれて良いの回った頭でぐるぐると考え始める。

赤血球が体内で酸素を手放すのは二酸化炭素に依存(ボーア効果)だが、二酸化炭素は何に依存?

と考えてしまったのだが、答えは

「気温」だそうだ。

なるほど、メディアでは二酸化炭素上昇で気温が上がっているといわれているが、実際は気温(および海水温)の上昇で二酸化炭素が増えるのだと。

海水温があがれば水中の二酸化炭素も揮発して空気中に飛び出す。

ふつうに考えて当たり前の話だが、この事実を日本人はよく考えようとはしない。

この件に関する記事を探していたらキャノングローバル研究所のサイトが出てきた。

昨年掲載の記事だが、意外とまともなことを書かれていらっしゃる。

キャノングローバル戦略研究所はまだまともな感じらしい。

話を戻そう。

この気温と二酸化炭素の関係のような原因と結果の取り違えは、現代の科学の世界ではいたるところにみられる。

なにか腑に落ちない、辻褄があわない、金儲けにまんまと利用されている、など感じる場合は、一度この「原因と結果のとりちがえ」が起きていないか確かめてみると良いでしょう。

鉄欠乏性貧血もこのとりちがえの最たる例であり、なぜ検査数値の鉄が低くなるのか、鉄剤をとってもよくならないのかは、ブラックボックスの中身をよく考察してみると気付けるものなのです。

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